2012年08月26日

trunkkikaku vol.8『窓』

☆trunkkikaku vol.8『窓』
(2012年8月26日、アトリエ劇研)


 インプロビゼーション(非常にひらたく言えば、即興劇的パフォーマンス)・グループ、トランク企画にとって8回目の公演となる『窓』をアトリエ劇研まで観に行って来た。

 これまでとは違って、アトリエ劇研という広いスペースでの公演ということもあってか、レギュラーの木村雅子や浜田夏峰のほか、正直者の会の田中遊、劇団足軽の酒井周太やハナレズの澤雅展といった総勢8名の演者が出演し、音楽もコントラバスの船戸博史にアコーディオンのかんのとしこが揃うという豪華版だった。

 で、お客さんからいただいた、例えば「登場人物間の関係」であるとか「場所」、「思い出に残るプレゼント」、「どんな感情か」といったお題をもとに、一切の台本なしで演者が物語(シーン)を紡いでいくというスタイルはこれまでと同様で、出演者が増えた分、まとまりのほうは大丈夫かなと内心ちょっとだけ心配していたが、なんのなんの、若干スリリングな箇所もなくはなかったものの、それすらきちんとプレイの一部に組み込んで、愉しい時間を造り出してくれた。

 木村さんや浜田さんももちろんだが、今回が初インプロという田中さんの経験に裏打ちされた判断力と才気、ミステリアスな世界へと物語を導いた澤君など、全ての演者陣の特性魅力がよく発揮されていたように思う。

 加えて、船戸さんとかんのさんの即興性に富んだ演奏も、舞台上の演者たちを大きく支えていたのではないか。
 特に、「小指」というお題に、「あなたが噛んだ…」と伊東ゆかりの『小指の想い出』を船戸さんがすぐさま弾いてくれたのには、そうそうそれそれそうこなくっちゃと思わず嬉しくなった。

 いずれにしても、次回の公演を愉しみにしたい。
posted by figarok492na at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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