昨日、16時過ぎに外出し、自転車で出町柳駅近くの左京西部いきいき市民活動センターへ行って、用件を片づける。
その後、東大路のCafe dining nearに移動し、デ・3『ルーペ/側面的思考法の発見』(市川タロ君脚本・演出)を1時間半弱愉しむ。
散文の可聴化(オーラルリテラリーの可視化というと、ちょっと違うな)とでも呼ぶべきか。
展示物よろしく直立微動の演者たちが、一聴ばらばらに感じられて、その実密接に繋がりあったテキストを、演じるという行為を意識しながら各々語っていく。
市川君同様小説を書き、さらに観察大好き(だから、お芝居やオーケストラの公開稽古ではない普通の稽古場見学が大好き。だって、小劇場だと人間関係丸わかりじゃん)、おまけに観察されるのも大好き(自意識過剰バカ!)、加えてジョン・ケージらの偶然性の音楽も嫌いじゃない人間には、実に興味深く面白い企画だった。
ただ、そうでない方にとってこの公演がどう受け取られるかはまた別の話で、大きく好みがわかれるんじゃないかとも思う。
公演プログラムの「演出より」が本当は大きなヒントにもなっているのだけれど、もう少し企画に接する鍵をわかりやすく記しておいてもよかったのではないかと感じた。
それにしても、こうした場所に足を運ぶと、必ずといっていいほど、自分自身も含めてここにいる人たち全てがいずれ死ぬのだなと強く思ってしまう。
メメントモリ!
帰りがけいろいろとあって、結局日付けが変わって帰宅となる。
以上、6月13日の日記。
2012年06月14日
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