どんよりとした感じの強いお天気。
どうやら雨降りになりそうだ。
うむむ。
気温はそれなりに上昇し、暑さを感じる一日となる。
ブルさんの愛称で知られた、声楽家で音楽評論家の畑中良輔さんが亡くなった。90歳。
東京音楽学校(現東京芸大)出身の畑中さんは、バリトン歌手として歌曲の歌唱を精力的に行ったほか、二期会の創設に関わるなどオペラの舞台でも活躍、また合唱指揮や作曲にも取り組んだ。
また、音楽評論に健筆をふるい、晩年は『音楽の友』誌に自らの生涯を振り返る文章を長期にわたって連載した。
日本声楽界のまさしく生き字引であった。
深く、深く、深く、深く黙祷。
僕自身は、かつて水戸芸術館の専門職員の試験を受けて、最終面接(?)に残った際、畑中さんからいくつか質問を受けた記憶がある。
昨夜、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。
イヴァン・アンゲロフ指揮スロヴァキア放送交響楽団が演奏したドヴォルザークの交響曲第6番&チェコ組曲<Arte Nova>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
お昼過ぎに外出し、下京図書館へ。
黒川鍾信の『木暮実千代』<NHK出版>、ミッキー・カーチスの『おれと戦争と音楽と』<亜紀書房>、高井英幸の『映画館へは、麻布十番から都電に乗って。』<角川書店>、小野正嗣の『森のはずれで』<文藝春秋>、星野智幸の『植物診断室』<同>を返却し、予約しておいた坪内祐三の『探訪記者松崎天民』<筑摩書房>、川上弘美の『天頂より少し下って』<小学館>、岡本和明の『昭和の爆笑王 三遊亭歌笑』<新潮社>、黒川鍾信の『東京牛乳物語』<同>と『神楽坂ホン書き旅館』<NHK出版>を新たに借りる。
帰宅後、ソプラノのルチア・ポップとガリ・ベルティーニ指揮ケルンWDR交響楽団が演奏したマーラーの交響曲第4番<EMI>、ポップがヴォルフガング・サヴァリッシュのピアノ伴奏で歌ったリヒャルト・シュトラウスの歌曲集<同>を聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、『探訪記者松崎天民』を読み始めたりする。
『探訪記者松崎天民』は、大阪朝日等で新聞記者として活躍した文筆家松崎天民の生涯を追った一冊。
筑摩書房のPR誌『ちくま』の1996年4月号〜1997年3月号、2001年3月号〜2002年2月号、2010年4月号〜2011年7月号に掲載された文章をまとめたものだ。
今日は、今から京都文化博物館のフィルムシアターまで『黄色いからす』を観に行く予定なり。
非常に愉しみだ。
それじゃあ、行って来ます!
2012年05月24日
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