2012年05月13日

イッパイアンテナ 13th session『ドリリズム』

☆イッパイアンテナ 13th session『ドリリズム』

 脚本・演出:大崎けんじ*
(2012年5月13日、元・立誠小学校職員室)


 水を得た魚。
 って言葉をどうしても使いたくなっちゃうのが、彼彼女らにとって13回目の本公演となる『ドリリズム』を演じるイッパイアンテナの面々だ。

 明日のお昼まで公演が続いていることもあって、あえて詳しい内容については触れないが、元立誠小学校の職員室と中庭というロケーションを存分に活かして流れに流れる展開で、約1時間半、全篇観飽きることなく愉しむことができた。
 出演者の一人阿部潤が大の落語好きということもあってだけれど、作品中に、ある人情噺を想起させるモティーフが組み込まれていたことに、個人的にはにやりとしたりもした。

 また、演者陣も各々の特性魅力を十二分に発揮するとともに、テンポ感のよいアンサンブルを生み出していたのではないか。
 加えて、例えば小林由実をはじめ、他団体への客演が個々の演者に大きな刺激を与えているようにも感じられた。

 テキスト、演技両面で細かいことを指摘し出せばいろいろと指摘できないこともないし、もっと長期的な視点であれこれと考えることもあるのだけれど、まずはイッパイアンテナの小気味よい舞台に大きな拍手を贈りたい。
(今回の『ドリリズム』で、イッパイアンテナは自家薬籠中のスタイルに戻ったことになる訳だが、やはり『パリンドローム』や『討上げベイベー』を通過した意味も少なくなかったように僕は観た)

 いずれにしても、今後のさらなる変化が愉しみだ。
 次回の公演も心待ちにしたい。
 ああ、面白かった!


*本当は、大崎の崎は、大ではなく立。
posted by figarok492na at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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