2011年11月01日

トリコ・A 和知の収穫祭 収穫その3 京都公演『React upon −反応しあう−』

 あいにく膝の手術もあって、和知での公演は観逃してしまったトリコ・A 演劇公演2011 和知の収穫祭、その大詰めとなる収穫その3 京都公演『React upon −反応しあう−』(山口茜さん作・演出)を元・立誠小学校講堂で観た。

 和知の伝統芸能、和知人形浄瑠璃の演目『長老越節義ノ誉』(ちょうろうごえせつぎのほまれ)をモチーフにしたという『React upon −反応しあう−』は、まさしく「今」の二つの空間に生きる人々の交わり(と交わらない部分)を、フィクションだからこその跳躍を活かしつつ、しっかりと紡ぎ上げた作品となっていた。
 舞台上の視覚的効果も含めて、感覚的に心魅かれるとともに、様々に仕掛けられた山口さんからの問いかけについても、いろいろと考えさせられた。

 岩田由紀さん、仲野毅さん、鈴木正悟さん、松本芽紅見さん、筒井加寿子さん、中嶋やすきさん、古屋正子さんら演者陣は、山口さんの世界観に沿いつつ、良い意味で、各々の来し方が透けて見えるような演技を行っていたのではないか。
 また、新井洋平さん作曲(とコントラバス演奏、ほかに小野田享子さん、増谷紗絵香さんのピアノ演奏)による、ときにリリカルで、ときに明晰、ときに緊張感に満ちた音楽も、劇の展開を巧く支えていたように感じた。

 いずれにしても、感じながら考える、観応え手応えのある作品であり公演だった。
posted by figarok492na at 01:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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