2011年08月31日

京都ロマンポップ第11回公演『幼稚園演義』

 いくら19時からの開演とはいえ、この時期に冷房のない元立誠小学校の講堂での公演はちょっと厳しいんじゃないかと思いつつ、出演者で制作の浅田麻衣さんからご招待をいただいたこともあり(いつもありがとうございます)、京都ロマンポップ第11回公演『幼稚園演義』(よりふじゆきさん脚本、向坂達矢さん演出)を観に行って来た。
 確かに熱気はこもっていたし、1・5リットルのミネラルウォーターを飲み干しはしたが、夜になって気温が下がったこともあってか、予想していたほどには暑苦しさを感じることはなく、まずは何より。

 で、『幼稚園演義』は、そのタイトルからもわかるように、三国志演義の世界がとある幼稚園に置き換えられていて、そこにALSで病の床にある女性への想いが深く結びついて…、といくら公演が終わったからといって、作品の筋をべらべら記すこともないか。
 いろいろ気になった点はなくはなかったし、逆にテキスト内の細かい仕掛けもけっこうあったんだけど、それより何より、伝えたい想いがべたなくらいにストレートに表わされた作品というのが第一の感想だ。
 ただ一方で、白塗り隈取りや歌舞伎風の口調(これは向坂さんのいつものテイストでもあるが)に、殺陣、テーマ(メッセージ)と、京都ロマンポップが本気で進めているエディンバラ演劇祭行きを相当意識した造りになっていたことも、やはり指摘しておかなければなるまい。
 その意味でも、細部をさらに詰めることのできる再演の機会があればと思う。
 そうそう、これはあくまでも僕自身の好みだけれど、オーラス、もう一回ダンス(池浦さだ夢さん振付)を観たかったなあとも感じた。
 演者陣はしんどいだろうけど…。

 その演者陣は、ライヴ特有の細かい傷はありつつも、各自の魅力と努力がよく表われた演義を行っていたのではないか。
(玉一祐樹美さんもよく頑張っていた)
 個人的には、一歩退いたような七井悠さんの軽みも強く印象に残ったが。

 いずれにしても、京都ロマンポップには理想を目指してどんどんどんどん努力を重ねていってもらいたい。
posted by figarok492na at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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