今日から6月。
今年ももう6月。
そしてこの20日には、僕もついに41歳となってしまう。
ああ、人生という砂時計の砂がどんどん落ちていく…。
なあんて感傷的な気分などぶっとばして、毎月一日恒例の今月のエンタメ情報をアップしていきまっしょい!
まずは、演劇お芝居の類いから。
10日〜13日のルドルフ『授業』(ウージェーヌ・イヨネスコ作、水沼健さん演出/京都芸術センターフリースペース)と11日〜13日のベトナムからの笑い声第27回公演『ベトナムガエシ』(黒川猛さん演出/精華小劇場)は、誰がなんと言おうと当選確実。
前者はイヨネスコのテキストに水沼さんの演出、そして粒ぞろいの演者陣と三拍子そろった公演だし、後者はベトナム屈指の傑作『オリエンタル歌劇団 〜ミュージカル・ロンドバルトとポニーテール』の再演が愉しみだ。
いずれも、あとはチケットの予約をすますだけである。
(「早く予約しなさいよ!」、と呼ぶ声あり。わかってまんがな)
第7回アトリエ劇研演劇祭中の公演、18日〜20日の日韓共同プロジェクト『旅行者』(田辺剛さん作、ウォン・ヨンオさん演出)もほぼ当選確実。
すでに初演再演と観続けてきた田辺さんの『旅行者』が、韓国と日本の演出・演者陣の共同作業でどう生まれ変わるのか。
実に興味深い。
(なお、今週末、5日の明倫ワークショップ・『旅行者』の公開稽古はすでに申込みずみだ)
加えて、アトリエ劇研演劇祭では、13日、14日のディディエ・ガラス『アルルカン、天狗に出会う』、26日、27日の空間再生事業 劇団GIGA『漂着』(田辺剛さん作、山田恵理香さん演出)と気になる公演が目白押しで、どれを選ぶか迷ってしまう。
要は財布の中身がね…。
また、7日、8日の柳川『ヨーゼフ・K作 掟の門』(津野允さん演出)は、何やら思わせぶりなタイトルということもあり、できれば落としたくない。
あと、演劇関係の企画では、国際演劇交流セミナー2010「カナダ特集」のうち、少なくとも4日のシンポジウム『いま、演劇で、世界は描けるか』(京都芸術センター)だけは参加しておくつもり。
続いて、音楽・コンサートでは、19日の京都市交響楽団第536回定期演奏会(京都コンサートホール大ホール)がすでに当選確実(チケット購入ずみ)。
高関健がウェーベルンとマーラーの交響曲第7番「夜の歌」を振るというだけで、期待大である。
惜しむらくは、夜ではなくて昼過ぎにコンサートがあることか?
ほかに、7日のブルーノ・カニーノのピアノ・リサイタル(ザ・フェニックス・ホール)、16日のモルゴーア・クァルテット西宮公演(兵庫県立芸術文化センター小ホール)も気になるが、残念ながらパスせざるをえず。
要は、財布の中身がね…。
最後に映画だけれど、これは全て京都シネマで上映予定の作品。
まずもって忘れてならないのが、12日〜18日の「生誕百年山中貞雄監督映画祭in京都シネマ」で上映される、山中貞雄の『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』、『河内山宗俊』、『人情紙風船』。
『山中貞雄餘話』の執筆者たる者、観ないでなるものか!
5日から上映予定の『密約 外務省機密漏洩事件』(1978年、千野皓司監督)は、沖縄返還協定時のいわゆる日米両政府による「密約」が、いかにして男女間の「スキャンダル」にすりかえられたかを描いたテレビ映画で、これが33年ぶりの公開となる。
内容はもちろんのことだが、北村和夫や吉行和子、永井智雄といった役者陣の演技も、僕は愉しみにしたい。
ほかに、19日から上映予定の『ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い』(2009年、カルロス・サウラ監督)も面白そう。
なにせ、あのロレンツォ・ダ・ポンテ(モーツァルトの『フィガロの結婚』、『ドン・ジョヴァンニ』、『コジ・ファン・トゥッテ』の台本を書いた)が主人公というだけで食指が動く。
(ただ、ちょっと内容的にロマンティックに過ぎるような気がしないでもない)
と、今月も観たいもの聴きたいものだらけ。
人生という砂時計の砂もそうだけど、まずは財布の中身との闘いになりそうだ。
今月もまた。
2010年06月01日
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