2010年05月01日

2010年5月のエンタメ情報

 ああ、美しい五月に。
 などと、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウやヘルマン・プライを気取って胴間声張り上げるような馬鹿な真似はよしたいが、ちょっと小声でシューマンの詩人の恋の一節を口ずさみたくなるような、そんな五月一日。
 と、言うことで、毎月一日恒例のエンタメ情報の時間がやってまいりました。

 さて、今月はいつもと違って、コンサートから。
 どうしてコンサートからなのか、はご想像にお任せします。
 で、まずは当選確実が二つ。
 3日(ザ・シンフォニーホール)の読売日本交響楽団大阪公演は、招待状がらみですったもんだがあったけど、なんとか無事聴きに行くことができそうだ。
 新常任指揮者のシルヴァン・カンブルランの指揮で、バルトークの二つの映像、モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」、ストラヴィンスキーの『春の祭典』というプログラムが実に嬉しい。
 大いに愉しみだ。
 21日(京都コンサートホール大ホール)は、我らが街のオーケストラ、京都市交響楽団の第535回定期演奏会。
 シェフ広上淳一さんの振るシューマンのライン・シンフォニーはもちろんのこと、ボリス・ベルキンのソロによるメインのブラームスのヴァイオリン・コンチェルトも聴き応えがあるのでは。
 これまた、大いに愉しみだ。
 ほかに、26日(ザ・シンフォニーホール)のウィーン・シンフォニカー大阪公演、28日(同)の大阪交響楽団第145回定期演奏会、29日(兵庫県立芸術文化センター大ホール)のフィルハーモニア管弦楽団西宮公演も気になるが、いずれも経済的な事情によりパスせざるをえまい。
 大阪交響楽団の定期では、大好きなブラームスのセレナード第1番が演奏される予定なんだけどなあ。
 まあ、仕方ない。
(それにしても、大阪シンフォニカー交響楽団から大阪交響楽団への改名ってどうなんだろう。正直、あんまりぴんとこないんだが)

 続いて、演劇お芝居の類いでは、21日〜25日の遊劇体『多神教』(泉鏡花作、キタモトマサヤさん演出/五條楽園歌舞練場)はぜひ。
 泉鏡花の一風変わった戯曲をキタモトさんはじめ遊劇体の面々がいかに演じ上げるか?
 興味津津である。
 ほかに、4、5両日のC.T.T.試演会(アトリエ劇研。僕は5日に観に行くつもり)、4日の京都芸術センター・オープンキャンパス・ショーケースの二口大学さんの「役者の落語」と、明倫ワークショップのルドルフの『授業』の公開稽古、5日のこれまたオープンキャンパスのてんこもり堂の『紙風船』も観に行く予定だ。

 映画は、いずれも京都シネマの上映作品だが、4月から上映中の『ウディ・アレンの夢と犯罪』(MONOの土田英生さんがトークをやってたのに…)、8日から上映予定の『やさしい嘘と贈り物』は、なんとしても観ておきたい。
 ほかに、デジタルリマスター版による今日1日からの『海の沈黙』(ジャン・ピエール・メルヴィル監督)と、同じく今日1日からの『抵抗/死刑囚の手記より』(ロベール・ブレッソン監督)もできれば落としたくない。

 いずれにしても、美しい五月に、いいもの美しいものを観たい聴きたい愉しみたい!
posted by figarok492na at 12:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 今月のエンタメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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