2010年04月04日

春らしさに誘われて、河原町まで出かけた(CLACLA日記)

 いいお天気、いい青空の一日。
 気温も上昇して、ようやく春らしくなって来た。
 実に気分爽快である。


 昨夜は、坪内祐三の『ストリートワイズ』<晶文社>と吉田秀和の『新・音楽展望 1991−1993』<朝日新聞社>を読み進めたり、仕事関係の作業を進めたりしたのち、3時13分に消灯する。
 ほかに、京都市図書館のインターネットサービスで、新・音楽展望の続刊にあたる吉田秀和の『改めて、また満たされる喜び』<朝日新聞社>と坪内祐三の『シブい本』<文藝春秋>を予約しておく。

 11時1分に起きる。

 オルフェウス室内管弦楽団が演奏したベートーヴェンのバレエ音楽『プロメテウスの創造物』全曲<ドイツ・グラモフォン>を聴きながら、『新・音楽展望』を読了し、『ストリートワイズ』を読み進めた。
 『新・音楽展望』では、「公正な言論」の中の、
>(前略)批評家には、その時まですでにたくさん積み重ねてきた経験があり、そこからだんだん築かれてきた「自分のきき方」から離れるわけにはいかない。
 それを主観的なものと呼ぶなら、それのない批評家は存在しない。
 批評は、その主観的なものを、どう客観化し、公正な結果に到達するかの過程と切りはなせない。
 この間にどんな格闘があったかが批評の価値をきめるといってもいい。
 どっちが欠けても、つまらない批評ともいえないものしか生まれない<
という言葉が強く印象に残る。
 また、『ストリートワイズ』では、野口悠紀雄の反発を招いた「『月の輪書林古書目録9』を読む」と、野口氏への返答「読むとはどういうことか」における坪内祐三の考え方、立場に僕は共感する。

 ベートーヴェンの『プロメテウスの創造物』は、序曲が比較的有名なほかは、あまりまとめて取り上げられる機会が少ないが、のちに交響曲第3番「英雄」の終楽章に引用される主題が終曲に登場する(ただし、これがオリジナルではない)ほか、聴きどころに満ちた作品である。
 オルフェウス室内管弦楽団の演奏は小気味よい。

 続けて、ネヴィル・マリナー指揮アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズが演奏したリヒャルト・シュトラウスの『町人貴族』組曲&フランソワ・クープランによる舞踊組曲<PHILIPS>を聴きながら、今後の創作活動について考え、いくつか雑件を片づける。
 リヒャルト・シュトラウスのこの二曲は、擬古典調の音楽。
 もう少し刺激が欲しくもあるが、マリナーと手兵ASMFは安定した出来だ。


 15時48分に外出し、歩いて河原町へ。
 JEUGIA四条店とブックオフをのぞいたあと、BALのジュンク堂に移動し、戸井十月の『植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない!」』<小学館文庫>を購入し、筑摩書房のPR誌『ちくま』の4月号を入手する。
 『植木等伝…』は、植木等の聞き書きというだけでまずもって惹かれるし、谷啓や小松政夫らの証言、さらには津野海太郎の解説も嬉しい。
 これは誰がなんと言おうと買わねばなるまい。
(「誰もなんにもいやせんよ!」、と呼ぶ声あり。こりゃまた失礼しました!)

 その後、Avisをのぞき、イエローカメラ四条店のチケット★オフで切符を買ってから阪急で大宮まで戻る。
 少々、歩き疲れてしまったのだ。

 で、フレスコで夕飯用の買い物をすませ、18時20分に帰宅した。


 帰宅後、シュタードラー・トリオ他が演奏した『モーツァルト・バセットホルン・ボンボン』というアルバム<PHILIPS>を聴きながら、『ちくま』4月号の拾い読みをしたり、雑件を片づけたりする。
 『ちくま』では、今号から坪内祐三が九年ぶりに松崎天民に関する連載を再開していた。
 グッドタイミング!

 『モーツァルト・バセットホルン・ボンボン』は、クラリネット奏者やバセットホルン奏者によるシュタードラー・トリオを中心にしたディヴェルティメントのほか、ソプラノ、アルト、バスの三人の歌手を交えたノットゥルノもカップリングされたインティメートな雰囲気にあふれる実に聴き心地のよい一枚。
 普段着のモーツァルトとでも呼びたくなる。

 夕飯後、『ストリートワイズ』を読み進める。

 続けて、『植木等伝…』を読み始める。
 植木さんの父徹之助(徹誠)については、『夢を食いつづけた男 おやじ徹誠一代記』<朝日新聞社>をすでに読んだことがあるが、義太夫語りを一時は目指し、その後キリスト教に入信し、さらには僧侶となり、しかも筋金入りの社会主義者でもあったことの人の人生は本当に面白い。

 今日は、富田屋のどら焼・つぶあんを食す。
 フレスコで、3割引、税込み77円になっていたもの。
 つぶあんがたっぷりと入った小ぶりなどら焼き(三個入り)で、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!

 それにしても、茶番以下の猿芝居には騙されたくないものだ。

 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 21:49| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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