2010年04月03日

オーレ・シュミットを偲んで(CLACLA日記)

 当然のことながら、歴史は一直線ではない。
 一気に物事を推し進めようとすれば、その分揺り返しも激しくなるだろう。
 打ち上げ花火をただ愉しみたいのであれば、「我が去るあとに洪水よ来たれ」と嘯いてもいいのかもしれないが、そこまで僕は無責任になることはできない。
 予断は禁物だけれど、予測推測を重ねつつ、現在のあれこれについて僕は悔いのない判断を行っていきたいと思う。


 昨夜は、吉田秀和の『新・音楽展望 1991−1993』<朝日新聞社>を読み進めたり、加藤浩次の吠え魂を聴きながら仕事関係の作業を進めたりしたのち、3時44分に消灯する。
 加藤浩次の吠え魂は昨夜が最終回。
 また一つ自分の好みに合ったラジオ番組が終わってしまった。
 さみしいなあ。

 10時48分に起きて、すぐさま毎週恒例の洗濯を決行する。
 ちょっとどんよりとした感じはありつつも、一応青空が見えていたため。
 で、お昼過ぎぐらいからしっかりとした青空に変わったので、洗濯決行は大正解だった。

 先月6日に亡くなった(HMVのサイトのニュースで知る)オーレ・シュミットを偲び、彼がロイヤル・フィルを指揮して録音したボロディンの管弦楽作品集のCD<Tring>を聴きながら、坪内祐三の『ストリートワイズ』<晶文社>と『新・音楽展望』を読み進める。
 オーレ・シュミットは1928年にデンマーク・コペンハーゲンで生まれた指揮者、作曲家で、ヨーロッパを中心に活躍した。
 LP世代にはロンドン交響楽団を振ったニールセンの交響曲全集が懐かしいのではないか。
 このアルバムは、若干素っ気ないというか、ねっとりしたロシア趣味を期待するむきにはドライに過ぎるかもしれないが、CDとして繰り返し愉しむためには、これぐらいのシャープでクリアな演奏のほうがいいのではないかと個人的には思う。
 『イーゴリ公』の序曲とだったん人の踊りと行進曲、中央アジアの草原にて、交響曲第2番というカップリングも、ボロディンの主要なオーケストラ曲を識るという意味では最適だし、ロイヤル・フィルも達者だ。

 続けて、クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮クリーヴランド管弦楽団が演奏したスメタナの管弦楽作品集<DECCA>を聴きながら、『山中貞雄餘話』と『魔王』の今後の展開について考え、それぞれノートにメモをしておく。
 こちらのアルバムも、モルダウ、『リブシェ』の序曲、『二人のやもめ』の序曲とポルカ、『口づけ』の序曲、そして『売られた花嫁』の序曲と音楽というスメタナのオーケストラ曲を識るにはぴったりの一枚。
 クリーヴランド管弦楽団も掛け値なしに巧い。


 16時2分に外出し、いつもとは違い綾小路通を歩いて烏丸へ。
 京都に住む愉しみの一つは、こうやって気分に応じて歩く通りを変えられるということだ。
 メインの通りばかりを歩いていては味わえないちょっとした発見が嬉しい。

 COCON烏丸に入り、京都シネマとShin−biをのぞく。
 Shin−biでは、宮川典子のウィンドゥ展示、『Merci』展を観た。
 椅子が手描きされた布製のバックがいろいろと飾られていて、そのイラストの面白さにどれか一つ欲しくなったほど。
 いや、僕には似合わないだろうけど。

 それから京都文化博物館まで足を伸ばし、ちょっとした用件を片づける。
 3階の映像ホールでは、「半世紀前を振り返る 1960年の日本映画界」という特集が組まれていて、『裸の島』(新藤兼人)、『武器なき斗い』(山本薩夫)、『悪い奴ほどよく眠る』(黒澤明)、『黒い画集 あるサラリーマンの証言』(堀川弘通)、『女が階段を上る時』(成瀬巳喜男)、『おとうと』(市川崑)といった垂涎物の作品の上映が予定されている。
 そして、今日の上映作品は、大島渚監督の『日本の夜と霧』。
 もっと早くに気づいていれば!

 で、中京青少年活動センター/ウィングス京都に寄って、京都芸術センターへ。
 いくつか用件を片づけたほか、『音楽の友』4月号を読む。

 その後、グルメシティとフレスコで夕飯用の買い物をすませ、17時53分に帰宅した。


 お天気はよくなったものの、気温はそれほど上昇せず。
 肌寒い一日だった。

 帰宅後、ヨエル・レヴィ指揮クリーヴランド管弦楽団が演奏したシベリウスの交響曲第2番&フィンランディア<TELARC>を聴きながら、雑件を片づける。
 シベリウスの中ではもっともポピュラーで聴きやすい組み合わせのCDと言えるだろうか。
 演奏も非常に明解である。

 夕飯後、アンソニー・ホルステッド指揮ウプサラ室内管弦楽団が演奏したルーマンのドロットニングホルムの音楽&小さなドロットニングホルムの音楽<NAXOS>を聴きながら、『ストリートワイズ』と『新・音楽展望』を読み進める。
 ルーマンは18世紀に活躍したスウェーデンの作曲家で、ドロットニングホルムの音楽はのちのスウェーデン国王の婚礼のために作曲された作品。
 カップリングの小さなドロットニングホルムの音楽ともども、ヘンデル調の壮麗快活な音楽が全篇連なっており、実に聴き心地がよい。
 ホルステッド指揮のウプサラ室内管弦楽団はピリオド・スタイルを援用した演奏で、リコーダーを含む管楽器陣のソロも見事だ。
(ちなみに、ドロットニングホルムとはストックホルム郊外の小島にあるスウェーデン王室の離宮のこと)

 今日は、トーラクの芦屋チーズプリンを食す。
 グルメシティで、半額引き、税込み60円だったもの。
 チーズの風味がよくきいた濃厚な味わいのプリンだったが、もうちょっと甘さが控えめでもいいかなというのが正直な感想。
 それでも、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!

 アメリカの俳優、ジョン・フォーサイスが亡くなった。92歳。
 後年はテレビドラマで活躍したが、個人的には『ハリーの災難』が印象に残る。
 と、言うより、彼はまだ生きていたのか…。
 深く、深く黙祷。

 与謝野馨元財務相らが自民党を離党し、新党を結成するとのこと。
 また、平沼赳夫元経済産業相もこの新党に加わる可能性が高いとのこと。
 誰が何を狙っているかが透けて見えそうだ。

 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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