2010年02月10日

スティング

 ☆スティング The Sting


 早起きは三文の得、って言葉があるけれど、TOHOシネマズがこの2月から始めた「午前十時の映画祭」なんて、洋画の名作傑作人気作をじっくり愉しむことができるんだから、映画好きにとってはそれこそ三文どころか、何千両何万両もの得。
 何があっても早起きしなくちゃいけないだろう。
 で、有言実行、僕も近くのTOHOシネマズ二条まで「午前十時の映画祭」の一本目、ジョージ・ロイ・ヒル監督の『スティング The Sting』(1973年、アメリカ)を観に行って来た。
(予想通り、団塊の世代の方々や学生さんなどを中心にほぼ満席状態)

 いやあ、面白かった!
 実はこの作品、僕は何度か観たことがあるんだけど、大きなスクリーンで観ると、やっぱり面白さが何倍も増しますな。
 仲間を殺された若者が、詐欺師の先輩とがっちり手を組んでにっくき悪党相手に勝負を挑んでいくが…。
 おっと、ここから先は言えない言えない。
 あとは、映画を観てのお愉しみだ。
(だって、一度観てから二度目三度目を愉しむのと、他人様から大事な部分をばらされて初めて観るのとでは、全く意味が違うでしょう。まあ、これはどんな作品でもおんなじことだけどね。あっ、そういや中村賢司さんのブログに『ゴールデンスランバー』の記事があったけど、中村さん、ああたネタばらししちゃだめですぜ。同じ創作者表現者仲間なんだから。少なくとも、僕ならネタをばらさず伝えたいことを伝えるように努力するんだけどなあ)
 それこそ幾重にも張られた伏線や一筋縄ではいかない仕掛けの数々に、細かいくすぐりや細かいこだわりと、まさしくエンターテインメントの王道を行く見事な出来栄えだ。
 加えて、ポール・ニューマンやロバート・レッドフォードを皮切りに、集めも集めたり、脇役端役にいたるまで芝居達者個性派がそろっている。
(あの人この人、見落とさないで下さいね)
 また、テーマ曲のスコット・ジョプリンの『ジ・エンタティナー』をはじめ、ラグタイムの効果的な利用も嬉しいかぎり。
 本物の映画好きには「マスト」の一本。
 てか、本物の映画好きなら、いの一番に観てるっけ。
 これは失礼しました!

 なお、『スティング』に関しては、小林信彦に『明日に向かって賭ける「スティング」の世界』(『ぼくが選んだ洋画・邦画ベスト200』<文春文庫>所収)と『ジョージ・ロイ・ヒルの不思議な世界』(『映画を夢みて』<ちくま文庫>所収)があるので、ご興味ご関心がおありの方はぜひご一読のほど。


 *追記
 そうそう、三谷幸喜の『ザ・マジックアワー』が、この作品への熱烈なオマージュであることを再確認することができた。
 まあ、トリュフォーの『アメリカの夜』だとか、映画全体への熱烈なオマージュであるんだけどね、『ザ・マジックアワー』は。
posted by figarok492na at 14:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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