皆さん、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、一年の計は元旦にあり、一月の計は一日にあり。
と、言うことで、毎月一日恒例のエンタメ情報。
まずは、いつもの如く演劇お芝居の類いから。
現在のところ確定しているのは、15日〜17日の劇研アクターズラボ+正直者の会、鉄人漁船の『plant』(田中遊さん作・演出)。
旧知の板倉真弓さんや西塔友美さんをはじめとしたラボ生たちの変化とともに、田中遊さんの仕事ぶりも興味深い。
ほかに、22日〜25日のルドルフ×このしたやみの『熊』(アトリエ劇研)も都合がついたらぜひ。
チェーホフの一幕物『熊』を、ルドルフとこのしたやみの面々が演じ分けるという企画だが、筒井加寿子さんと山口浩章さんという二人の演出家の動と静の対比が実に愉しみだ。
また、29日〜31日、伊丹AI・HALLの現代演劇レトロスペクティヴ、虚空旅団の『学習図鑑 〜見たことのない小さな海の巨人の僕の必需品〜』(高泉淳子作、高橋恵さん演出)も見落とせない。
高橋さんが、遊◎機械/全自動シアターの名作をいかに仕立て直すか?
たぶん、よい意味でバランスのとれた舞台になるような気が、僕にはする。
あと、これは純然たる演劇公演ではないけれど、明後日3日の劇研寄席(アトリエ劇研)も気になるところ。
ときにはお芝居での演技以上に光り輝く(なんて言ったら、怒られるかな)二口大学さんをはじめ、京都小劇場界の演者陣たちが落語に挑戦する恒例の企画で、お正月の三が日をしめるにはぴったりなんじゃないだろうか。
続いて、コンサート。
こちらで当確=チケット購入ずみは、21日の大阪フィルの定期演奏会(ザ・シンフォニーホール)。
イギリス音楽を十八番とする尾高忠明が、僕の大好きなエルガーの交響曲第2番を振るっていうんだから、これは聴いておかなくちゃ。
大阪フィルのブラスセクションの出来がちょちょっと気になるのだが…、まあいいや。
チケットはまだだけど、どうしても聴いておきたいのは、16日のコンチェルトコペンハーゲンの来日公演(兵庫県立芸術文化センター小ホール)。
チェンバロ奏者としても著名なラース・ウルリク・モルテンセン率いるデンマークのピリオド楽器アンサンブルが、バッハのコーヒー・カンタータや農民カンタータを演奏するコンサートで、中でもマリア・ケオハナのソプラノ独唱も期待大だ。
(ちなみに、ケオハナの歌唱は、youttubeで確認ずみなり)
われらが街のオーケストラ京都市交響楽団は、10日のニューイヤーコンサートと22日の定期演奏会(ともに、京都コンサートホール大ホール)が控えている。
前者は、やっぱり新進気鋭の川瀬賢太郎の指揮がのだめ、じゃないめだまだろう。
P席のチケットを買いそびれたのが痛い。
後者は、ガブリエル・リプキンの独奏するサン=サーンスのチェロ協奏曲第1番が聴きものだが、今や絶滅寸前の「鋼鉄はいかに鍛えられたか」式の外山雄三によるショスタコーヴィチの交響曲第10番も貴重な体験になるかもしれない。
最後に映画では、9日から京都シネマで上映予定の、アンジェイ・ワイダ監督の『カティンの森』。
第二次世界大戦中、ソ連によって捕虜となったポーランド人将校が虐殺されたカティンの森事件を描いた作品で、ワイダらしさが全面に発揮された内容になっていると思う。
雀百まで踊り忘れず。
やはり観ておかないと。
と、いった感じの2010年1月だが、今年も(今年こそは)いいもの愉しいもの心動かされるものに、どんどんどしどし触れていきたい。
さあ、観るぞ!
さあ、聴くぞ!
2010年01月01日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック