日付けが変わって、2009年もついに11月。
今年も残すところあと二ヶ月を切ってしまって、これではあかんと気の引き締めにやっきな中瀬宏之だが、はたして毎月一日恒例のエンタメ情報も引き締まって記していけるだろうか?
と、言うことで、いつもの如く演劇お芝居の類いから。
まず、10月31日から公演が始まっている、1日のヤマコジ朗読実験室round3『〜神様〜』(東山青少年活動センター創造活動室)は当選確実。
ほかに気になっているのが、12〜18日の遊劇体♯48『演劇×世界』(キタモトマサヤさん台本、演出/ウィングスフィールド)と13〜15日のPan_officeプロデュース『京都かよ!』(伊藤拓さん演出/アトリエ劇研)の二つ。
前者は、キタモトマサヤさん渾身の一作となっているのではないか?
正直、評価は大きく分かれるような気もするけれど、だからこそ観ておきたい気がする。
梅田心斎橋間を歩いて往復する覚悟ができたら、ぜひ。
一方後者は、France_panの伊藤拓さんが、山崎彬さん(悪い芝居)、司辻有香さん(辻企画)、田辺剛さん、村上慎太郎さん(夕暮れ社弱男ユニット)という京都の劇作家の書いた台本を演出するという企画。
順に、一人芝居、二人芝居、三人芝居、五人芝居と、出演者が増えていく趣向も興味深い。
それにしても、『京都かよ!』って、なんとも伊藤さんらしいネーミングだなあ。
続いて、コンサートでは、14日の京都市交響楽団モーツァルトツィクルスNr.21(京都コンサートホール小ホール)と、28日の京都市交響楽団の第530回定期演奏会(京都コンサートホール大ホール)が気になる。
14日は、ピリオド楽器の演奏で名高い鈴木雅明の指揮で、交響曲第20番と第34番といった比較的有名ではないモーツァルトの作品が演奏されるのが面白い。
加えて、ソプラノの松井亜希が歌うモテット『エクスルターテ・イウビラーテ』も興味をそそる。
また、28日の定期演奏会は、なんと言っても広上淳一が指揮するお得意のサン=サーンスの交響曲第3番「オルガンつき」が目玉だろう。
この二つは、できれば落としたくない。
映画では、いずれも京都シネマで上映される『湖のほとりで』(10月31日〜)、『パンドラの匣』(同)、そして『母なる証明』(同)の三本。
『湖のほとりで』と『パンドラの匣』は先月のエンタメ情報で記したので、ここではパス。
『母なる証明』は、『殺人の追憶』の感動と興奮が未だに鮮明に記憶に残るポン・ジュノ監督の作品ということで、期待大だ。
(「てか、あんたも京都シネマの会員なんやから、もちょっと映画を観に行きなはれ!」、と呼ぶ声あり。わかってまんがな、そないに言わんでも…)
あと、文庫本の新刊では、13日発売予定の川上未映子の『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』<講談社文庫>、25日発売予定の矢作俊彦の『あ・じゃ・ぱん』<角川文庫>、28日発売予定の伊坂幸太郎の『フィッシュストーリー』<新潮文庫>ぐらいは買っておきたいものだけれど。
ああ、どうにかならないもの金!
って、よくよく考えたなら、11月末には個人創作誌の『赤い猫』の第3号の発行も控えてるんだった。
ほんと、エンタメってる場合じゃないって!!
2009年11月01日
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