昨夜、実家から電話がある。
ちょっとした用件で。
多謝。
『パン屋』を読み終え、『ブレヒト戯曲全集第8巻』<未来社>を読了した。
作品はもちろんだが、巻末の「作品解題」において、訳者の岩淵達治がハイナー・ミュラーを「ブレヒトの負の継承者」と評し、「どうやら私はブレヒトをモダンという位相に閉じ込めている種族に入るのかもしれない」と自認している点も面白かった。
僕自身もまた、ブレヒトをモダンという位相に閉じ込めている種族、と見做されているのだろうなあ。
まあ、それでもかまわないけどね。
『最新 世界のオーケストラ名鑑387』<音楽之友社>も読了した。
詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
若干厳しい物言いになってしまったか。
正午過ぎ、ネットラジオで、マイケル・ティルソン・トーマス指揮サンフランシスコ交響楽団のコンサートのライヴ録音を聴く。
レイフ・オヴェ・アンスネスの独奏によるブラームスのピアノ協奏曲第2番とベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」が放送されていたが、いずれもオーケストラの高い技術力を活かしたきびきびとしてクリアな演奏だったのではないか?
細かく聴けば、全く不満がないわけではないが、全体的に見て(聴いて)聴き応えのある演奏だったと思う。
14時台、浴室とトイレの掃除をすませる。
佐藤亜紀の『鏡の影』<講談社文庫>を読み始める。
第一章を読み終えたが、これは読み応えのある作品のようだ。
読み進めていくのが、本当に愉しみである。
17時過ぎ、夕飯用の買い物に出かける。
ついでに、近くのファミリマートで、週刊文春の小林信彦の連載エッセイ(だけ)を立ち読みする。
今回は新型インフルエンザに関して記されていたが、さすがは小林信彦、感覚に衰えなしではないか。
午前中はどんよりとした感じが残っていたものの、徐々にいいお天気、いい青空に変わる。
気温もあまり上昇せず、過ごしやすい一日だった。
今夜も、またぞろ簡易カレーをつくった。
おなじみマサラベジタブルカレー1缶分に、今日はカットトマトのジュース煮1缶分、レトルトカレー2種各1袋分、冷凍野菜を加え、一味、牡蠣醤油などで味付けをする。
酸味と辛味がきいて、なかなか美味しうございました。
ごちそうさま!
夕飯後、『鏡の影』を読み進める。
第二章まで読み終えた。
いやあ、どんどん面白くなってきたぞ。
ブレヒトの影響も濃厚な、小さな試み第一番『思索者 一名 とんびにあぶらげ』という掌篇戯曲のアイデアを思いつき、冒頭部分とその後のプロットメモをノートに記す。
話はいたって簡単、いったいそれが自らにとってどんな意味があるのかと悩んでいるうち、賢い男が手にしたソーセージを愚かな男に奪われてしまうというもの。
実に他愛ない話だ。
今日の甘いものも、北海道ビスケット。
なかなか美味しうございました。
ごちそうさま!
衆参両院で鳩山由紀夫民主党代表が内閣総理大臣に選出され、鳩山内閣が誕生した。
正直、この新しい政権に対し大きな期待感を抱いているわけではないが、だからと言って何から何まで否定したり失望したりするつもりもない。
だいたい、今までがあまりにもひどすぎたのだ。
(とはいえ、微妙な顔ぶれではあるなあ。様々な意味で)
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2009年09月16日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック