2009年09月11日

1994年2月21日(欧州音楽日記21)

 ☆ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団定期演奏会

  指揮:ペーター・シュナイダー
  会場:ケルン・フィルハーモニー


 ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の定期演奏会を聴く。
 今日も瀬尾さんは降り番。

 指揮者にバイエルン州立歌劇場の首席指揮者、ペーター・シュナイダーを迎え、ヴァイオリン独奏には、コンサート・マスターのトリスタン・ヤニッケが立った。
 曲目は、リヒャルト・シュトラウスのヴァイオリン協奏曲と、スークのアウラエル交響曲。
 非常に興味深いが、それと同じくらいにポピュラーではないプログラム。
 そのこともあってか、会場の入りはいつもと比べてやや少なめだった。

 リヒャルト・シュトラウスのヴァイオリン協奏曲は、独奏の技術もそれなりに必要なことと、初期の作品とはいえ管楽器等オーケストレーションが巧みなこと、さらには美しいメロディーがあることから、もっと演奏されてもよいのでは、と思った。
 第3楽章などは、ちょっとブラームスのパロディっぽく、厚みのあるヴァイオリンの音は聴けなかったが、技術的には無難にこなしていた。
 オーケストラのほうは、ホルンをはじめ管楽器がもさもさして気になったのと、弦がしばしばがたがたするので(音は美しいのだが)、この曲を完全に愉しむというまでにはいかなかった気がする。
 ベルリン・フィルで聴くと…、言うまい。

 休憩のあとは、スークのアスラエル・シンフォニー。
 これも初めて聴く曲。
 名前から予想されるのは、民族趣味彷彿としたおどろおどろしい曲調だが、これは大外れ。
 確かに第1部・第3楽章、第2部・第5楽章(フィナーレ)などでは、ドヴォルザークにもつながるスラヴ・ボヘミア民謡風舞曲調の音楽も登場したが、シュナイダーの解釈もあってか、洗練されて聴こえた。
 音楽的には、スメタナや先述したドヴォルザークだけではなく、ブルックナー、マーラー、シベリウス、ニールセンの雰囲気も備えている。
 ヴァイオリン・ソロの部分をはじめ、美しいメロディー、力強い音楽を多く持っていて悪い曲ではないと思う。
 ただ、今日の演奏は…。
 音がずれたり、管楽器の強奏が汚かったり…。
 この曲を取り上げたことには感謝するのだが。
 やはりベルリン・フィル、少なくともチェコ・フィル…、言うまい。
 言うまい。
posted by figarok492na at 12:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 欧州音楽日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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