2009年09月05日

1994年2月7日(欧州音楽日記15)

 ☆ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団定期演奏会

  指揮:ギルバート・ヴァルガ
  独奏:マレイ・ペライア(ピアノ)
  会場:ケルン・フィルハーモニー


 残された時間は少ないのだが、あまり興味をそそられるコンサートやオペラはなし。
 明後日は、バイエルン・シュターツオーパーの『仮面舞踏会』を観るためにミュンヘンまで行ってみようと思っているが、チケットがあるかどうか?
 なんとかなるだろう*1。

 で、4日ぶりに音楽会。
 ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の定期演奏会を聴きに、フィルハーモニーまで。
 今月、瀬尾さんは演奏会のため帰国中。
 さて、公演プログラムを目にしてびっくり。
 ピアノはペライア*2のままだったが、指揮者が…。
 ジェイムズ・コンロン自体、そんなに気に入っているわけではないが、しかし。
 ギルバート・ヴァルガ。確か、フィルハーモニア・フンガリカの指揮者を務めていた人物だが、あんまりぱっとしない人ではないかしらん。
 公演プログラムには、バーミンガムやロッテルダムのオーケストラの指揮もしているとあったが。あと、隣に座った本来シュテー(立ち見)同志の女性によると、デトモルトのオケや室内オーケストラをよく振っているらしい。それと、ホーフのオケ(矢崎彦太郎の振っている)も。

 一曲目は、マレイ・ペライアの独奏で、ベートーヴェンの四番目のコンチェルト。
 前回、セントルイス響とブッフビンダーで聴いたとき*3は、何か超人スーパーマンがベートーヴェンを演奏しているみたいだったが、今日は人間の演奏。
 オケはところどころミスがあったが、第3楽章など、力いっぱい音を鳴らしていた。
 ただし、ピアノをリードするという形にはなっていなかったけれど。
 ペライアは、第1楽章では時折音を外したりしていたが、音楽の強弱の付け方は実にエレガンス。特にカデンツァが良かった。

 休憩中にぐいっとケルシュ*4をひっかけて、ブラームスの第2番のシンフォニーを聴く。
 マゼールとバイエルン放送交響楽団で聴いたとき*5には、第1楽章やフィナーレの弦の進行がとてもギクシャク(下手という意味ではない)して気になったが、今日はほとんど気にならない。
 特に大好きな第1楽章を聴いていて、例えば低弦(チェロ)が主題を奏で、ヴァイオリンがそれに応じるところや、再現部など、「ブラームスはこんなに美しい音楽をよくぞ造り上げた」と感心した。
 と、言っても、演奏にはミスもたくさんあり、第3、第4楽章などずれまくっていたが。
 それと、指揮者の解釈は中庸?
 第3楽章は速めのテンポだったけれど。
 それでも、大きな拍手とブラボー。
 ドイツの皆さんは、やはり「ブラームスはお好き?」*6。



*1:結局、このときはミュンヘンに行かなかった。その代わり、2月22日にロッシーニの『ラ・チェネレントラ』を観に行った。

*2:この公演期間中(ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の定期演奏会は三日間ある)のある日、ケルンの大聖堂近くのCDショップで、ペライアと遭遇した。物静かな感じの人だった。

*3:1993年11月5日の、セントルイス交響楽団のケルン公演。指揮は、レナード・スラットキン。

*4:ケルンの地ビール。すっきりさっぱりとした味わいで、それほどビール党でない僕も大いに気に入ったのだが、帰国後は一度も飲んだことがない。どうやら、専門店では飲めるみたいだけれど。

*5:ヨーロッパに向かう前の、1993年3月25日、名古屋の愛知県芸術劇場コンサートホールでの来日公演。会場直前に係(バイト)の若い男が「バイエルンきょうそうほうそう楽団のお客様、バイエルンきょうそうほうそう楽団のお客様」と呼びかけていたのが未だに記憶に残る。

*6:この文章の終わり方は、なんとも嘘臭く、不愉快。今、こんな文章を他人が書いているのを読んだら、「いやかましいやい、この野郎!」と、破れ傘刀舟化するだろうと思う。
posted by figarok492na at 13:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 欧州音楽日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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