2009年04月09日

館佐武郎を探してのメモ

 以前書きあげた『伊達三郎を探して』は、今から二十年近くも前、当時はまだ存命だった大映出身の役者伊達三郎にインタビューを申し込もうとして果たせず、その後しばらくして伊達さんが亡くなってしまう、という個人的なエピソードを軸に、事実2割虚構8割という形で仕立て上げた小説だが、今回新たに書き始めた『館佐武郎を探して』は、その『伊達三郎を探して』からスタートしつつ、物語の展開など、事実0・5割虚構9・5割と、ほぼ作者自身の空想妄想の産物と称してもよい内容になると思う。
 ただ、以下に記す登場人物の設定からは、実在の人物を強く想像される方々がいてもおかしくはないのではないか。
 けれど、上述した如く、この『館佐武郎を探して』は、ほぼほとんど作者、中瀬宏之自身の空想妄想の産物なのである。
 その点、何とぞご承知おきいただきたい。

 で、以下が主な登場人物。

 ☆私
 映画や演劇、音楽に関する雑文書きを生業にしている人物。
 『來三を観る』という著書を出版する。

 ☆内川來三<故人>
 時代劇から現代劇まで幅広くこなした大活(大日本活劇)のトップスター。
 今も根強い人気を誇る。

 ☆館佐武郎<故人>
 來三と多数共演した、元大活専属の男優。
 個性的なバイプレイヤーとして知られる。

 ☆綿貫八十助
 かつて館佐武郎のマネージャーを務めた人物。
 私に、ある仕事を依頼する。

 ☆泊昌子
 木屋町通にある「あかねぞら」の主人。
 大活出身の元女優。

 ☆小野塚糺
 戦前戦後大活で活躍した映画監督、のちに脚本家。
 齢百を数える。

 ☆島村小夜
 元大活専属の女優。
 來三作品に数多く出演。

 ☆田所謙蔵
 元大活専属の映画監督。
 來三と親しく、彼主演の作品を多数撮影する。

 ☆佐々龍之進
 元大活専属の男優。
 ささりゅうの愛称で親しまれる。

 ☆浅野信弘
 かつらがわ出版社長。
 私に、『來三を観る』の出版を勧めた人物。


 さあ、書くぞ!
posted by figarok492na at 17:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 創作に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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