2009年01月18日

まみむメモメモ 1:しあわせぶとり

 以前にも記したことがあるけれど、出版社が定期的に発行している小冊子の読み応えのよさは、当たり前っちゃ当たり前とはいえ、やっぱりなまなかなものじゃない。
 もちろん、これまた以前にも記したとおり、お金を払い込んでまで年間購読しようとは思わないものの、それでも、書店のレジの下あたりにこれが並んでいるときは、お客さんの途切れるタイミングを狙って、すかさずかすめとることとしている。
 まさしく、ただより安いものはない!

 で、そうした小冊子の中でも、僕が中身のバランスのよさと、見栄えのよさでとても気に入っているのが、マガジンハウスの『ウフ』である。
 まずもって、表紙があの篤姫で一世を風靡した宮崎あおいだし、おまけに彼女が文章を書いてるし(でも、この連載は確か篤姫以前からだったはず)、斎藤美奈子の書評「世の中ラボ」はいつもの如くいい意味でひねているし、逆に柴崎友香の「アイドルたち、女の子たち」はいい意味でわかりやすいし、舞台人からの影響丸出しの水野美紀のエッセイも面白いし、玖保キリコの「ヒメママ」だって彼女らしい内容だし。
 まあ、小説のほうはあんまり僕の好みに合わなくて、2月号の特集、林真理子の『マリコ・レシピ』はますます好みに合わないけどね(それでも、きちんと全部読みました)。
 僕の場合はただなんだから、それほど文句は言えないもん。
 まさしく、ただより弱いものはない!

 それにしても、2月号でとびきりおかしかったのが、ミムラの連載エッセイ「まみむメモ」のみりん。
(宮崎あおいに水野美紀にミムラ。さすがはマガジンハウスだなあ)
>帰宅途中に連絡をくれたオットに買い物を頼んだ<ものの、これがもうちっとも役に立たない。
 はては、頼まれたみりんは「ないみたい。よーく見たんだけど、ない」と答える始末。
 おっさん、なにやっとんねん…。
 って、なにやっとんねんもないもの、ただただミムラ、のろけてるだけじゃん。
(そうそう、おっさん、なにやっとねん…、のくだりは僕のオリジナル。ミムラは、そんなこと書いてないよ)
 ただね、おかしかったのはそこじゃない。
 この>普段しっかり三十九歳らしく<しているオットというのが、誰あろう、あの指揮者の金聖響だということだ。
 そう、あの金聖響が食材売り場で、「みりんはないみたい。よーく見たんだけど、ない」ってミムラ相手に電話してるなんて。
 そりゃ金さん、幸せぶとりもするはずだよ!!
posted by figarok492na at 12:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
figaroさん こんばんは。

私も、ごくごくたまに出版社の小冊子を見つけることがありまして、
見つけるとやはり、得した気分になってしまいます^^

「みりんが・・」は本当に微笑ましいですね。
金さんとミムラの会話と思うと・・。

ところで、先日の記事で「不細工な果実」と書いていらしたのを見た時、
「もしかして・・?」と思ったのですが、
やはり、そうだったのですね(^^;
Posted by calicia at 2009年01月18日 22:59
 こんにちは。

 そうなんですよね。
 いい具合にまとめて手に入れられたときは、とても得した気分になります。

 ミムラの文章で、いろんなことを想像してしまいました。
 微笑ましいですよね、本当に。

 はい。
 まさか、特集が組んであるとは(笑)
Posted by figaro at 2009年01月19日 13:51
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