2008年08月08日

京都シネマに『赤い猫』を持って行く(CLACLA日記)

 なんだかどんよりとした感じが強し。
 雨降りになるのか。
 明日は、洗濯するつもりなんだけどなあ。

 気温は今日も上昇。
 さらに、むわっとした感じも加わって、しんどい一日となった。
 暑い暑い。

 筒井康隆の『着想の技術』や、小林信彦の『素晴らしい日本野球』、『時代観察者の冒険』<すべて新潮文庫>などをつまみ読みをする。
 そういえば、小林信彦を「楕円形」の人間と評する点で、『ぼくたちの好きな戦争』<新潮文庫>の中野翠の解説は、『素晴らしい日本野球』の糸井重里の解説を一見「ぱくった」ように感じられるが、中野翠は楕円形の元ネタが花田清輝にあることをきちんと指摘している。
 中野翠は意地が悪いや、糸井重里に対して。
(なお、花田清輝の「楕円幻想」は、『復興期の精神』<講談社学術文庫>に収録されている)

 『鳥の日記』の下書きとワープロ打ちを行う。

 夕方外出し、京都シネマまで個人誌『赤い猫』を持って行く。
 で、責任者(担当)の谷口さんにあいさつをして、京都シネマをあとにする。
(本当は、『マンデラの名もなき看守』を観たかったのだが、用件がいくつかあって断念せざるをえず)

 それから京都芸術センターで用件をすませ、情報コーナーの『赤い猫』の情況を確認し(また少しはけていた)、ついでに図書室で本を借りて帰宅した。

 帰宅後、『赤い猫』の第2号以降について考える。
 第2号は、映画や演劇、クラシック音楽に関するレビュー、時評などを集めたものにするかもしれない。
(できれば、遠藤太津朗さんにインタビューしたいんだけどね。それも映画やテレビの仕事に関してではなく、舞台人としての業績に関して)

 夕飯後、ショスタコーヴィチの舞台音楽をピアノ編曲したトランスクリプション集のCDを聴く。

 芸術センターで借りて来た、中村公彦の『映画美術に賭けた男』<草思社>を読み始める。
 中村さんは、ムーラン・ルージュ(戦後)の舞台美術をつとめた後映画界に入り、邦画の黄金時代を松竹、日活の美術監督として活躍した人物で、松竹時代には、木下惠介監督の『日本の悲劇』、『女の園』、『二十四の瞳』、日活時代には、川島雄三監督の『洲崎パラダイス 赤信号』、『幕末太陽伝』、今村昌平監督の『にあんちゃん』、『豚と軍艦』、浦山桐郎監督の『キューポラのある街』などを担当した。
 第二章では、美術監督の仕事の詳しい内容が記されていて、入門書的な意味合いも持っている。
 その意味でも興味深い一冊だ。

 今日は、グリコの牧場しぼりを食す。
 なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!

 明日は、鈴江俊郎さんの明倫ワークショップに参加する予定。

 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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