2008年02月11日

迷子の警察音楽隊

 京都シネマまで、イスラエルのエラン・コリリン監督の『迷子の警察音楽隊』(2007年、イスラエル=フランス)を観に行って来た。

 現在公開中ということもあって、詳しい展開についてくだくだくどくどと記しはしないが、イスラエル(ユダヤの民)とアラブ諸国(アラブの民)の関係を識っている人間にとっては、本当に「よくできた」作品と感じられるような内容になっている。
 しかも、ことさらハートウォーミング調でウェットに歌い上げるのではなく、いわゆるオフビートでドライなタッチで全篇描き切っている点にも好感が持てる。
(まずもって、キャスティングが巧い。観た目からして「おかしな」人たちが集められているのだ。もちろん、ただただおかしいのではなく、「おかしかなしい」雰囲気を持っている人たちだということも指摘しておかなければならないだろうけど)
 また、音楽の利用も、実に効果的だ。

 ただ、先述したイスラエル云々かんぬんという部分にぴんとこない人にとっては、少々「退屈」に思われるかもしれないとも思った。
 まあ、ぴんとこないこと自体に、なんだかなあ、と思わないでもないが…。
(ドラマという意味では、けっこう仕掛けがあるのだけれど、表現が乾いている分、とっつきにくく感じられるかもしれない。上記の点はひとまず置いておいたとしても)

 いずれにしても、個人的には観ておいてよかったと感じられる作品だった。
posted by figarok492na at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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