2007年08月24日

一心太助 天下の一大事

 京都文化博物館まで、中村(萬屋)錦之助主演、沢島忠監督の『一心太助 天下の一大事』(1958年、東映京都)を観に行って来た。

 おなじみ一心太助と天下の御意見番大久保彦左衛門による勧善懲悪劇で、時折上っ滑りな感じがしないでもないのだけれど、その分非常にテンポのよい、なおかつウェットとドライのバランスのよくとれた、観応え充分の愉しい作品に仕上がっていたと思う。
 特にラスト間近、太助ら魚河岸の連中と木場の連中の祭り神輿がぶつかり合う場面など、とてもわくわくさせられた。

 役者陣では、何と言っても硬軟メリハリのよく効いた錦ちゃんの瑞々しい演技(将軍家光との二役もいい)を挙げるべきだろうが、大久保彦左衛門を演じる月形龍之助の渋み重みも見事という他ない。
 他に、進藤英太郎、山形勲、中原ひとみ、丘さとみ、桜町弘子、田中春男、堺駿二、原健策、清川荘司、加賀邦男、沢村宗之助、杉狂児らが出演していて、東映時代劇好きには嬉しいかぎり。

 いやあ、面白かった!


 ところで、ここからはいつもの「ラッパ」だけれど、こうした東映の勧善懲悪時代劇の「エッセンス」というか、「ベース」になるものは、けっこうフジテレビの月9以外のドラマ(特に戸田山雅司脚本あたりの)に受け継がれているんじゃないかと思ったりした。
 もちろん、戸田山さんは東映時代劇に影響を受けている、なんてことを言いたい訳ではないので、その点は悪しからず。
posted by figarok492na at 18:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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