2007年07月22日

鞍馬天狗 龍攘虎搏の巻

 京都文化博物館まで、嵐寛寿郎主演、松田定次監督の『鞍馬天狗 龍攘虎搏の巻』(1938年、日活太秦)を観に行って来た。

 おなじみアラカンこと嵐寛寿郎の鞍馬天狗で、木久蔵師匠じゃないけれど、突っ込みどころ満載(例えば、往来をあんな頭巾姿で歩けば、えらく目立つだろうに!)だが、こういう作品はそれを言っちゃあおしまいなんじゃないかな。
 それに、ルネ・クレールの『自由を我等に』のラストを巧みに応用したと思しき、数多くのお札が地へと舞ってくる冒頭部分の薄気味悪さや、ええじゃないかええじゃないかとお札踊りに狂じる民衆の描き方など、結構あっと驚かされた。
(後半は、ウェットな展開になってしまうが、まあこれは仕方あるまい)

 役者では、何と言っても、アラカンの馬鹿がつく程丁寧な鞍馬天狗=倉田典膳が観物だが、敵方の首領を演じる月形龍之介の「凄み」も強く印象に残る。
 他に、沢村国太郎、大倉千代子、団徳麿、河辺五郎、宗春太郎、香住佐代子、原駒子、瀬川路三郎らも出演している。
(ようやと、戦前の映画俳優たちの顔と名前が一致するようになってきた。が、まだまだ修業が足りません…)

 それにしても、敵方の名前が「山嶽党」とは、さすが大佛次郎だと、ちょとおかしかった。
posted by figarok492na at 18:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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