2007年05月13日

愛染かつら(総集篇)

 京都文化博物館まで、野村浩将監督の『愛染かつら』を観に行って来た。
(本来は前篇・後篇と分けて公開されたが、現在は「総集篇」という形でしかフィルムが残っていない)

 『愛染かつら』は、霧島昇の声も懐かし「花も嵐も踏み越えて」の『旅の夜風』で有名なメロドラマ中のメロドラマで、まさしく昼の連ドラの原型と言っても過言ではない「べたな」展開となっている。
 田中絹代扮する主人公の看護婦高石かつ枝が、恋を誓いあった上原謙と無事会うことができるか、という新橋駅のシーンが特に知られているが、個人的には、物語の飛躍の激しい後半部分のほうが印象に残った。
(桑野通子がここでもモダアンな姿を披露していて、とても嬉しい)

 先述の如く、田中絹代と上原謙の恋のなりゆき、すれ違いに「はらはら」すべき作品だが、他に、佐分利信、出雲八重子、岡村文子、吉川満子、斎藤達雄、坂本武、河村犂吉らが脇を固めている。
 フィルムの痛みも激しいが、邦画好きなら、一応押さえておくべき作品だと思う。
posted by figarok492na at 20:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック