2006年06月11日

『羅生門』の追記

 と言って、わざわざアップするほどのことでもないのかもしれないけれど、昨日アップした「断片」の中にねじ込むとおさまりがあまりよくないし、それに記事自体も長くなってしまうと思って割愛したことを、別に記しておきたい。

 検非違使の裁きの場、三船敏郎扮する多襄丸が第一のエピソードを語る場面には、多襄丸を捕縛した人間として加東大介も登場している。
(多襄丸を発見する回想シーンでの、加東大介の細かいしぐさがいい)
 そして、この二人の後方にちょこんと座っているのが志村喬と千秋実という訳で、実は後年の『七人の侍』のうち、実に四人が顔を揃えているということが、僕には何とも面白かった。
(そう言えば、馬から落馬した三船敏郎には、同じく馬から落馬する『七人の侍』のあるシーンを思い出してしまった)

 あと、表面的には一切関係ないものの、北村薫の『六の宮の姫君』<創元推理文庫>(両者の作品を付き合わせながら、芥川龍之介と菊池寛の葛藤を読み解く、北村さんらしい作品)の執筆に、黒澤明の『羅生門』も、何らかの影響を与えているのではないかと思ったりもした。

 と、まあ何とも他愛ない事どもだけれど。
posted by figarok492na at 15:05| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。またまたお邪魔します。
「追記」の扱いって困ることがありますよね。
分量が少なければその記事の末尾に添えることもありますが、
分量と内容によっては、ご指摘の通り「おさまりがよくな」くなりますし、
その記事自体としてのバランスも変になってしまいますし・・。
(それを書いた時点では、それはそれなりに完結してはいたはずなので)

でもどこかで書かないと忘れてしまいますし・・。

というわけで、実は私も「追記」の扱いにさっきまであーだこーだ試行錯誤考えてまして、
結局、今しがた別エントリとして立ててしまったところです。
(日付もわざと昨日に細工してたんですが、やはり正直に「今日」に戻したり)

ところで、いつも一つ一つの作品を細かく丁寧に見ていらっしゃるなあ、もともと造詣が深くてらっしゃるから、元の知識を組み合わせてさらに深く見ることができるんだろうなあ、と頭が下がる思いです。
Posted by calicia at 2006年06月11日 15:53
 こんにちは。
 コメント、ありがとうございます!

 追記、そして記事の内容については、本当にいろいろと考えます。
 通常の日記の場合は、あまり文章に統一性がなくてもよいのですが(それなりに考えているとはいえ、まだ)、一連の記録やレビュー、雑感などについては、いろいろと頭を悩ませます。
 書きたいことを全て書き連ねればいいという訳でないことは、充分承知していますし。

 でも、書いておかないと、忘れてしまうんですよね!

 >ところで…
 お恥ずかしいかぎりです。
 知ったかばっかはやめようやめようと思うのですが、ついつい書きたくなってしまうんですね(汗)
Posted by figaro at 2006年06月11日 17:05
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