2006年01月02日

マンフレディーニの合奏協奏曲(CDレビュー)

 ☆マンフレディーニ:12の合奏協奏曲作品3
  ルトガー・レミー(チェンバロ)指揮レザミ・ド・フィリップ
  <CPO>999 638−2

 昨日、ジュージヤ三条本店で手に入れたCDを聴いた。
(すでに記したように、これは寄せ集めのサンプラーではなく、きちんと市販されている「一枚もの」のCDである)

 マンフレディーニは、イタリアのバロック時代後期の作曲家で、ヴァオリニストとしても活躍した人物だが、この12の合奏協奏曲作品3は、そうした彼の特性がよく表れた作品になっていると思う。
 当時の音楽的語法を充分に手の内におさめた上で、さらにヴァイオリン・ソロの妙技をそこここに挟み込んだその音楽は、流麗かつドラマティックであり、非常に耳馴染みがよく聴き心地がよい。
 その名が示す通り、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハの作品の録音で知られるレザミ・ド・フィリップとレミーは、イタリアのピリオド楽器の団体のような「一目(一聴)でわかる」ような派手なパフォーマンスは行ってないものの、音楽のツボを巧みに押さえた演奏を行っているのではないか?
 これで、ただとは、本当に申し訳がない。

 ジュージヤ三条本店3階のクラシックフロア、下りエスカレーター近くのテイクフリーのボックスに、まだこのCDつきCPOレーベルのカタログが残っていたならば、迷わずお持ち帰りのほどを!
(ついでに、何か一枚CDをお買い上げいただければ幸いです)
posted by figarok492na at 13:07| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック豆情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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