2005年06月21日

CDレビュー

 昨日購入した、テノールのファン・ディエゴ・フローレスが歌う、ロッシーニのオペラ・アリア集<デッカ・レーベル>を聴く。
 フローレスについては、すでにドニゼッティとベッリーニのオペラ・アリア集に関し、この日記でもアップしたことがある。
 張りと伸び、そして透明感のある美声と、高度な歌唱テクニックを持った歌手で、このロッシーニのアルバムでも、フローレスはその特性を十二分に発揮している。
 当時の名人上手を意識して作曲された難度の高いアリアが並んでいるが、フローレスの歌は実にスマートでスムーズで、全く無理をしているという感じがしないのがいい。
 リカルド・シャイーの指揮するミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団のバックも万全で、フローレスをよく支えている。
 フローレスの歌を一時間近く楽しめて税込み750円とは、いくら中古品とはいえ安すぎる。
 大満足。
posted by figarok492na at 13:19| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック豆情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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