2005年02月23日

速報:新・KYOTO演劇大賞1

 て、それほどたいしたものじゃあないけど…。

 で、新・KYOTO演劇大賞本選公演第1夜、遊劇体の『金色夜叉 〜貫一篇〜』を観てきた。
 おなじみ尾崎紅葉原作の『金色夜叉』を、キタモトマサヤさんが再構成(というより、再構築という言葉がぴったりかな)した作品。
 基本的な感想は、前回公演時と大きく重なるものの、今回は舞台を水平に観ることができたので、キタモトさんの意図する「美しさ」(所作や、照明等による舞台背景の)をはっきりと確認することができたと思う。
(特に、ラストの情景の視覚的効果が強く印象に残った)
 役者陣は、約三ヶ月ぶりの公演ということで、集中力を維持するのに苦しい面もあったのではないだろうか。
(いったん終わってしまった舞台の勘を取り戻すということは、やはり難しいものがあるはずだから)
 その意味で、興を殺がれたり、もどかしさを感じてしまった場面も何箇所かあった。
 ただ、個々のばらつきはありつつも、京都府立文化芸術会館という比較的大きな「ハコ」に見合った演技が行なわれていたことも事実で、その点他の二団体より何日もの長があると言えるだろう。
(それは、当然キタモトさんの演出も含めてだけれど)
 あと、キタモトさんの舞台を観ていて、オペラ的(な演出)だなあと改めて感じてしまった。
 これは、僕が何度もオペラを観ており、しかもその中の多くが、いわゆる「モダン」な演出だったというところからも来ているのだろうが。
 終演後、キタモトさんと話しをした時、キタモトさんの演出した『蝶々夫人』や『カルメン』を観てみたいと伝えておいた。
(現代物ではなく、あえてオーソドックスな作品を口にする。あと、モンテヴェルディなどもいいかもしれない。ワーグナーは当たり前すぎるので、パス)
 他に、キタモトさんとはグルダのチェロコンチェルトについても話しをする。
 あの作品の「魅力」がわかっているというだけで嬉しくなるとともに、キタモトさんはやっぱり「確信犯」なのだということを再確認できた。

 開演前には、小暮宣雄さんと少し話しをすることができた。
 小暮さんの対象へのスタンスの取り方からは、いろいろ学ぶべき点があると思う。
 大きな収穫だった。

 椋平淳さんとは、トイレであいさつ。
 チケット料金(通し券を含めて)は高い、ぼったくりだ、と思っているところを正直に語る。
 椋平さんからは、「これでぎりぎり」との返答があった。
(こちらの意図的な言い方のせいもあるだろうが、相当不愉快そうだったなあ)
 諸般の事情=ぎりぎりなことぐらい、当方だって知ってのことだ。
 だが、誰かが言わないといけない問題だとも僕は思っている。
 実際、昨晩の公演の客の入りも満席にほど遠かったのだから。
 内側にいては言えないことを言うのが、僕の務めなのだ。
 何たって、こちとら自腹じゃ!
(優遇措置で500円引きとはいえ…)

 他に、中田達幸さん、パノラマ☆アワー(関係)の千種みねこさん、森嶋也砂子さん、段塚崇子さん、塚原史郎さん、八時半の鈴江俊郎さん、府民審査員の皆さん、事務方の皆さん、そして遊劇体の役者陣の皆さんなどと話し、あいさつをする。
 ちなみに、太田耕人氏も森山直人氏もいなかった。
 せっかくあいさつするチャンスだと思っていたのに。
(まあ、マレビトの会の公演には必ずお越しになるだろう。木曜日を楽しみにしておくとするか)

 
posted by figarok492na at 01:25| Comment(2) | TrackBack(1) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ぼくを登場させていただき、ありがとうございます。またね。
Posted by 小暮宣雄 at 2005年02月23日 07:07
 こんにちは。
 こちらこそ、ありがとうございました。
 また、お話、お聴かせ下さい
(トラックバックもありがとうございます。なお、重複分は削除させていただきました)
Posted by figaro at 2005年02月23日 14:52
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