一応青空見えてはいるが、どうしてもどんよりとした感じがつきまとう。
うんざり。
寒さ、厳しいかぎり。
その分、花粉症は治まっているようだが。
イラクでの国民議会の選挙は、シ−ア派の勝利に終わりそうだと、朝日新聞朝刊が報じている。
まあ、これは投票前から云々されていたことでもあるのだが。
一方、今回の選挙についてブッシュは、「イラク国民にとって偉大な日」と語っているらしい(ライス国務長官談)。
厚顔無恥の一語。
昨晩、古い友だちから電話(先日会った人とはまた別)。
自分に対して「厳しく」は生きられないものだといった話をする。
彼女との話は置くとして、もうちょっと自分自身に厳しくなければならないと反省することあり。
(こういう反省を、死ぬまで繰り返すことになるのではないか…)
『天使』を読了する。
本来ならば、もっとごたぐたごたぐたと書き加えたいだろうところを、すぱっと切り上げる潔さが、読んでいて心地よい。
(実際、ごたぐたごたぐたと書いてみても、単に冗長になるだけだ。と、これは僕自身のことだけれど)
しかも、情報量の豊富さが並み大抵ではないという点にも脱帽である。
ぜひ、姉妹篇(続篇)の『雲雀』も読んでみたいと思った。
若竹七海の『死んでも治らない』<光文社文庫>を読み始める。
いつものことながら、若竹さんの作品は「安心」して読むことができる。
と言っても、これは内容の「安全性」云々とは別の話で、彼女の作品が毎回一定のレベルを保ち続けているという意味である。
読み進めていくのが楽しみだ。
NHK・FMで、アンネ・ゾフィー・ムターのヴァイオリン独奏、アンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィルによる、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を聴く(CDライヴ録音)。
何と言っても、ムターのヴァイオリンの音色が美しい。
そして、技巧の冴えも抜群である。
アンドレ・プレヴィン指揮のウィーン・フィルは、鋭敏さには欠けるものの、大らかな演奏で、ムターをよく支えていたように思う。
メジャーレーベルらしい豪華な録音だった。
漫画家の中尊寺ゆつこが亡くなる。42歳。
黙祷。
NHK・FMで、エマニュエル・パユのフルート・リサイタルのライヴ録音を聴く。
フランス物の小品の他に、リヒャルト・シュトラウスのソナタ(ヴァイオリン・ソナタのフルート編曲版)、プ−ランクのソナタ、ブラームスのソナタ第2番(クラリネット・ソナタの編曲版)が演奏されていた。
まず、フルートという楽器の音色の美しさを楽しむ。
そして、パユの達者な技巧を楽しむ。
リヒャルト・シュトラウスは、まるでフルート版が原曲であったかのように朗々と鳴り響いて、清々しい。
プーランクは雰囲気満点だし、ブラームスも実に穏やかで美しい。
ピアノのエリック・ル・サジュとのコンビネーションもしっかりと決まり、非常に楽しい放送だった。
寒さが本当に厳しい。
皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけ下さい!
2005年01月31日
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どんどん読みたい本が増えるのに、なかなか消化できず、自分の読む速度のペースが、自分のマイペースさと同じなのが悔やまれます(笑)。
新○社での一件で、初期作が文庫で手に入りにくいのが問題かも。
版権自体を引き上げてしまって、他の出版社から出てはいるのですが・・・。
やっぱり節分の前は寒さがやってきますね。
「死んでも治らない」って、面白いタイトルですね。
読んでみたくなりました。
あぁ、その前にメガネを買わねばなりませんが。(苦笑
いつも、ありがとうございます。
気が向かれた時に、そうして下さいませ。
僕も、他のブログの方に、いろいろと面白い本をお教えいただいているのですが、全く手をつける時間がありません。
もっと時間が欲しいものです(笑)
>say_say_say/さん
いつも、ありがとうございます。
そうなんですよね。
確か、最近(と言っても、昨年か一昨年)単行本が出たばかりですからね。
>初期作が…
『戦争の法』なども無理ですね(手元にはありますが)。
その他は、メジャーどころではないところからの出版ですから…。
文春文庫(か光文社文庫)から出ないものでしょうか?
>tsuyorinさんへ
いつも、ありがとうございます。
本当に、寒いですね。
>面白いタイトルですね
内容もなかなかこってますよ。
ちょっとシニカルですが、読み易い作品だと思います。
>メガネ…
そろそろ、僕も「新しい」メガネが必要になりつつあるかもしれませんね(苦笑)