で、予定どおり河原町まで出かけてきた。
まずは、アートコンプレックス1928で、Mプロデュース公演、北村想作・山口吉右衛門演出の『十一人の少年』を観た。
若手俳優陣の育成・訓練を目的とした企画なので、それほど期待をしてはいなかったのだが、作品の面白さもあって、一応それなりに楽しめる公演にはなっていた。
『十一人の少年』は、北村想らしくメタシアター的要素の強い作品で、例えば登場人物が職場の演劇部に所属しているという設定自体「らしすぎる」し、ミヒャエル・エンデの『モモ』や『沓掛時次郎』などの引用があからさまに行われたりする点も「やってるやってる」のパターンで、おまけに全体の構造も「ははは、やっぱりそうだったわい」と思わせる内容になっている。
むろん、それが(今となっては)使い古された方法だからと言って、即陳腐だという訳ではない。
ドラマとして、いくつかクライマックスとなるべき場面も仕掛けられてあったし、その幕切れには現実世界を突き付けられたかのような(特に、「創作」活動を営む者にとっては)痛切さを感じ取ることもできる。
さて、そうした作品に比して、演出や役者陣の演技はどうだったかと言うと、まずは「健闘」していたと評しておきたい。
ただ、個々の役者の力量不足(あまりにも噛んで興をそぐというレベルも含めて)もあり、結果として、学生演劇の延長線上にあるものとして今回の公演が映ってしまったことも事実である。
(その意味で、僕には交通費300円分を差し引いた1200円程度がチケット料金として適当ではないか、と感じた)
概して好感の持てる役者陣だけに、今回の公演での成果と自分自身の不足している部分をよく確認し、次のステップにつなげていってもらいたいと切に願う。
(山本麻由美さんは、前回の野田版『から騒ぎ』でも似たような役を演じていたが、彼女には何か言語機能にハンディキャップでもあるのか? そうではないとしたら、このような「色のついた」配役の仕方は、それがたとえ本人の希望だとしても、あまり感心できない)
終演後、軽くあいさつをしておいたけれど、ハラダリャンは良い意味で「ハラダリャン」と評する他ない演技で、金乃梨子さんや朝倉詩さんらとの、バケツの水を飲むシーンでのアドリブっぽい雰囲気の出し方は、いやあ彼らしいなと思ってしまう。
他に、開演前に田辺剛さんや、テロッププロットの西塔友美さんらとあいさつや立ち話をする。
終演後、ジュ−ジヤ三条本店でCDを購入する。
ニコスの商品券が利用できて助かった。
(CDの感想については、次の回でアップする予定)
ブックオフで、林光さんの『音楽の学校』<一ツ橋書房>を見つけ、購入。
いやあ、これ欲しかったのだ。
しめしめ。
ハーゲンダッツのアイスクリームを食べる。
初めてアップルパイを試してみたのだけれど、これが美味しい!!!!!
アイスでここまでできたんだ、と大いに満足した。
当然、次回もチョイスするつもり。
(レギュラーの相棒、クッキー&クリーム。これは定番の美味しさだった)
イラクの選挙はどないだ?
『天使』を読み進める。
読了までもう少し。
寒さ、またぞろ厳しくなっている。
皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけ下さい!
2005年01月30日
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今手元にないのでタイトル出てきませんが・・・。
話ではリンゴそのままだとか?
次の機会に、河原町店で食したいと思います。
いつも、ありがとうございます。
「天使」の続編は「雲雀」ですね。
>risagasuokikuさんへ
いつも、ありがとうございます。
ぜひ、お試し下さい。
美味しかったですよ!