2005年01月08日

真夜中に

 草木も眠る丑三つ時。
 てことは夜中も真夜中ど真夜中。
 なじかは知らねど胃袋が、欲しい欲しいと呻き出す。
 ああ、その願いの珍妙さ。
(と言っても、それ自体が珍妙な食べ物ということではない。こんな時間に口にするのはどうかと思ってしまうという意味で珍妙なのだ)

 例えば、スフレ。
 プリンじゃだめなのだね、これが。
 あのむくむくと膨れ上がったユニークな形といい、しつこくなさすぎる上品な味わいといい、むふわむふわとした食感といい、どうしても食べたくなってしまうのである。

 それから、コンビーフ。
 こんな時間に食べちゃあ、胃がおかしくなっちゃうとわかっているから、絶対に口にはしないけど、ミニクラッカーの上にがばっとのせて、マヨネーズをちょとかけて、一口でがぶりと食べたくなってしまうのである。

 さらには、うなぎの骨。
 確か、うなぎボーンなんて名前がついてたんじゃなかったっけ。
 浜松土産か何かでもらったことがあるが、ぽりぽりぱりぱり音を立てながら、こいつを思う存分食べたくなってしまうのである。

 とどめは、冷や奴。
 おかかにあさつき、おろししょうがをたっぷりのせて、醤油をつつうっとたらした絹ごし豆腐の冷や奴を、一丁丸ごとつるりと食べたくなってしまうのである。

 と、ここまで書いてきて、自分の感覚のおかしさに、我ながらおかしくなってしまった。
 いやはや、食欲というものは恐ろしい。 
posted by figarok492na at 02:31| Comment(6) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんな時間にどら焼き食べちゃいましたよー♪

…(後悔
Posted by やぶら at 2005年01月08日 03:55
すごい偶然!
私もこんな時間にどら焼き食べちゃいました…。

うなぎボーン、って何のひねりもないところがステキですね。
奴が食べたくなりました。
Posted by ありす! at 2005年01月08日 07:45
うなぎの骨は、子供のときによく食べました。
パパンがうな丼を土産に帰ってくるんですが、
うなぎの骨も一緒に持ち帰ってたんですね…
そっちのほうが人気があって、取り合いでしたわ。
揚げたてもおいしいんですよ〜。
うなぎボーンって、袋に入っているのでしょうか…
そんなものがあったんですね。
Posted by tsuyorin at 2005年01月08日 09:48
うなぎの骨、「うな徹」という居酒屋で突き出しに
出ます
揚げて食べさせてくれます
おいしいですね
Posted by 管理人S at 2005年01月08日 16:55
>やぶらさんへ
 いつも、ありがとうございます。
 どら焼き、食べたくなりそうですね。
 でも、真夜中に食べたら…。
 後悔するかも(笑)

>ありす!さんへ
 いつも、ありがとうございます。
 どら焼き2連発ですね(笑)

 あのネーミングにはやられました。

>tsuyorinさんへ
 いつも、ありがとうございます。
 そうそう、うなぎをうなぎ屋さんで買った時に、あれがついてきたんでした。
(懐かしい)
 揚げたても美味しそうですね。
 食べたくなりました。

 生協でも取り扱ってたんじゃないですかね?
 うなぎボーンという名前ではないかもしれませんが。
Posted by figaro at 2005年01月08日 17:07
>管理人Sさんへ
 いつもありがとうございます。

 >「うな徹」
 名前からして、ひかれます。
 うなぎに徹しているようで。

 >突き出しでうなぎの骨
 うむむ、行ってみたくて仕方ありません。
 京都でも、似たような趣向のお店を探してみないと。
Posted by figaro at 2005年01月08日 17:14
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