昨日手に入れた、モーツァルトのCDの感想を。
まずは、ジュージヤ三条本店で購入したピアノ四重奏曲第1番、第2番<コルムンス(?)=COLUMNSレーベル>から。
バート・ファン・オールトのフォルテピアノ(ピアノの原型にあたる古い楽器)を中心に、チェリストのヤープ・テル・リンデンなど、オランダのピリオド楽器奏者たち4人による演奏だ。
オールトは、同じレーベルからピアノ・ソナタ集も出していて、その奇をてらわない演奏には非常に好感を抱いたのだけれど、この四重奏曲集にも同じことが言えると思う。
他のピリオド楽器奏者によるもっと刺激の強い演奏にも、強くひかれるものはあるが、ゆったりと「ながら聴き」するには、このオ−ルトらの演奏のほうがしっくりとくる。
モダン楽器(現在一般的な楽器)のような、音の厚みや響きの深さには欠けるが、その分音色の素朴さや演奏の細やかさに耳が慣れると、これはこれで充分に満足のいく世界なのではないだろうか。
廉価盤(税込み525円)とはいえ、録音はクリアで、音楽を楽しむためには何の支障もない。
もしも店頭で見つけたら、ぜひともご購入いただきたい。
(録音プロデューサーや録音場所から察するに、COLUMNSレーベルは、ブリリアント・レーベルの前身レーベル=もしくは同族レーベルにあたるのではないか? ネットで調べると、今のところCOLUMNSレーベルのCDもしっかりラインナップされているようだが)
2005年01月02日
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