2004年12月22日

食べ損ねた!

 昨日は冬至だったのに、うっかりしてかぼちゃを食べ損ねてしまった。
 どうして冬至にかぼちゃなのか、詳しいことまでは知らないけれど、食べ損ねてしまったことにがっくりくる。

 実は、子どもの頃はかぼちゃが嫌いだった。
 野菜のくせに妙に甘たらしい味と、煮たか蒸したかした時のねちょもちゃねちょもちゃとした食感が苦手だったのだ。
 確か、小学校の給食のメニューに、肉みそか何かを少しいれただけのかぼちゃのコロッケがあって、それが本当に許せなかった。
 ちょうど担任が、食べ残しに関してとてもうるさいひとだったので、彼女の目を掠めて短パンのポケットの中にかぼちゃコロッケをねじ込んだ時の、何とも言えない気持ちの悪さと後ろめたさは今でも忘れられない。

 それが、高校生の頃から急にかぼちゃがいけるようになった。
 偶然、かぼちゃの天麩羅を口にして、その歯ごたえのよさに食が進んだことも原因の一つだが、一番のきっかけはやはりある女の子がつくったパンプキンプリンだろう。
 いや、その美味しかったこと美味しかったこと。
 かぼちゃがこげにうまかもんじゃったとは、お釈迦様でも気がつくめえ。
 と言ったら、あまりにも大げさになるけれど、これでかぼちゃ嫌いは完全に払拭されてしまった。
(残念ながら、彼女のことが好きだったから、というような話では全くない。そうだったら、もっと面白い話になっただろうに)

 京都に移って自炊を始めてからは、時々かぼちゃを使った料理もつくってみるようになった。
 ただ、煮物の味がいまひとつ気に入らない。
 里芋と鶏肉と蓮根の煮物ならば、まだうまくいくのだが、かぼちゃだけの(もしくはいんげんを加えた)煮物となると、これがどうもピントの外れた味になるのである。
 結局、かぼちゃの煮物は、できあいの惣菜を買ってすますようになってしまったが、いずれ再挑戦を果たそうとは考えている。

 それにしても、昨日かぼちゃを食べ損ねたのは、かえすがえすも残念なことだ。

 皆さんは、如何でしたか? 
posted by figarok492na at 01:45| Comment(7) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
カボチャが一番野菜の中で好きなんです。
天麩羅も煮付けもプリンも好物です。
でもケーキだけはいまひとつ(笑)。

冬至の日はカボチャプリンをいただきました。
おいしかったです。
これで風邪を引きにくくなればいいのですが。
Posted by risagasuokiku at 2004年12月22日 02:37
昨日はたべそこねた(というかつくりそこねた)のですが、先ほどブログを書いている間に、子供たちの大好物:かぼちゃの煮物をつくりました。(お弁当にいれてやります。)

実はこのかぼちゃの煮物、亡父がつれあい(=ワタシの母)をなくして、自炊をはじめてから覚えたやりかたをそのままひきついでおります。
背中に赤ん坊の小トトロを背負い、胸に1歳児の中トトロをだっこして、せっせと父の家におさんどんと話し相手に通っていた私を毒見役に父は、腕をあげていきました。子供たちも「おじぃじぃのカボチャおいしい!」を連発するので、まいにちのように、つくってくれました。
父曰くポイントはまずお砂糖で柔らかくしてから、しょうゆ(だし付きでも可)で味をととのえること。
しかしどうもワタシがつくるとうまくいきません。べちょ〜となったり、やけにかたかったり。子供たちも「おかあさんの、おじぃじぃをこえてないよ、いちおうおいしいけど」といいます。
亡母の卵焼きとともに、父のかぼちゃの煮物はもう一度食べたい料理です
Posted by choro at 2004年12月22日 03:20
>risagasuokikuさんへ
 いつも、ありがとうございます。
 僕も、かぼちゃのケーキはあまり試したことがないですね。
 かぼちゃプリンという手がありましたね。
 失念してました。

>choroさんへ
 いつも、ありがとうございます。
 冬至にこだわらず、今日食べてもいい訳ですよね。

 お父様のひそみにならって、努力してみようかと思います。
(でも、choroさんたちのように、いっしょに楽しんでくれるひとがいないと、やる気も半減してしまうような気もしないでもないですが)
 以前も記したことがありますが、「美味しさ」って、大切な記憶とともにあるような気がしました。
(一度、choroさんのつくったかぼちゃの煮物を食べてみたいですね)
Posted by figaro at 2004年12月22日 14:43
かぼちゃ、当たりはずれがありますね

有機栽培(できれば無農薬)のものを選んで
味付けは、塩一つまみ入れるだけで
ホクホク、モチモチ、うまいです

野菜は元がよくなきゃ、味付けが濃くなって辛いです

いいかぼちゃがあったら試してみてください
普通に煮るだけ、元がいいと簡単ですよね
Posted by 管理人S at 2004年12月22日 18:46
 いつも、ありがとうございます。
 確かに、そうですね。
 まず、かぼちゃの種類自体にいろいろ違いがあることを、大学生になってから知りました。

 野菜もぴんきり。
 品定めも当然大事なんですね。

 今度、試してみたいと思います。
Posted by figaro at 2004年12月22日 21:15
こんばんは。いつもお邪魔しています。
かぼちゃのポタージュもおいしいですよ。
(うちは昨日が冬至だって誰も知りませんでしたが)
かぼちゃは、面取りをして水からさっと煮ます。
おだしとおしょうゆとみりんを1対1対1くらいで、
ひたひたになるように入れ、
お塩をひとつまみ足すと、甘辛さが増します。
煮立ったら、弱火で10分くらい煮たあと、
火を消して鍋にふたをしておくくらいがちょうどいいです。
そのほうが味も染みておいしいですよ。
京都にお住まいですよね、おしょうゆは薄口を使うと、
色がきれいに仕上がりますよね。(でも塩加減がむずかしいです)
いんげんは別ゆでにして、添えるといいかもしれません。
おいしくできたら、また記事を書いてくださいね。
Posted by tsuyorin at 2004年12月23日 01:15
 コメント、ありがとうございます。
 かぼちゃのスープ、美味しいですよね。
 自分でつくる機会はないですが、あれを忘れちゃいけませんでした。

 やっぱり、かぼちゃの煮物は微妙なさじ加減がうまくいってなかったと思います。
(薄口しょうゆは、確かに「魅力的」ですが、使いこなすのは簡単ではないですね…)

 一度、試してみたいとは思っています。
 ありがとうございました。
Posted by figaro at 2004年12月23日 02:13
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