どんよりとした感じ強し。
傘が手放せず。
昨日の今日で、腰が少し痛む。
ソプラノ歌手のレナ−タ・テバルディが亡くなる。82歳。
テバルディは、20世紀を代表するオペラ歌手の一人で、デッカ・レーベルに数多くの録音を残した。
イタリア歌劇団のメンバーとして来日したこともあって、日本の古いオペラ・ファンにはおなじみの存在だったかもしれない。
深く黙祷。
テバルディをしのんで、プッチーニの『ラ・ボエーム』(ハイライト)のCDを聴く。
ずいぶん前に、大学の後輩が中国土産に買ってきた台湾製のCDで、見た目は非常に悪いが、中身は全く問題なし。
(台湾デッカ・レーベルの製品。海賊盤にはあらず)
西院まで髪を切りに行く。
ずばっと短くした。
今どき、テクノなる呼び方をされたのには、びっくりしたが。
書店に寄って、レコード芸術の2005年1月号を購入しようとしたら、27日に発売が延期になったとのこと。
いささか、がっくり。
(ネットで調べてみたら、「製作上のミス」とのこと)
今から、太秦のブックオフに行ってみるつもり。
で、ブックオフ太秦店まで行ってきた。
嵐電(京福電鉄)の駅で言うと、微妙なところにある。
太秦? それとも常盤?
どちらにせよ、料金は均一200円なので、常盤まで乗ることにする。
実は院生時代、僕はこの常盤の近く(詳しく言うと、もう一駅先の鳴滝付近)に住んでいたのだけれど、今の住居に引っ越してからは、全く足を伸ばしたことがなかったのである。
(店が少し変わった以外、新丸太町通りのものさびしい雰囲気は当時のままだった)
ブックオフでは、中央公論社の古いチェーホフ全集のうち15巻目と16巻目、チェーホフの書簡集を購入することができた。
クラシックのCDに、めぼしいものはなかったが、この2冊が手に入っただけでも、行って正解だった。
帰り、雨が降り出し、びしょびしょになる。
NHK・FMで、ヴァイオリニスト、渡辺玲子のリサイタルのライヴ録音を聴く。
どうやらFM放送用の公開録音らしく、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番、第3番を中心に、クララ・シューマンやバルトークの作品が演奏されていた。
まず、ヴァイオリンの音色が美しい。
艶やかで、よく響いているのだ(楽器もいいのだろう)。
冒頭のクララ・シューマンや、ブラームスの第1番のソナタなど、彼女のその特質が巧く表されていたと思う。
ただ、バルトークのラプソディ第2番には、あとちょっと塩辛い響きも聴いてみたいなと感じたし、ブラームスの第3番のソナタは、少し不安定な感じがしないでもなかった。
ピアノ伴奏の江口玲は、抒情性に富んだ演奏で、独奏のトロイメライ他にも好感が持てた。
『まっくらけのけ』を読む。
こういう作品は書けないな、と唸ってしまうような、北杜夫らしい作品が並んでいる。
(読むと、つい真似したくなるのだけど、絶対に無理な話)
末期癌の患者が、入院先の病院で、同じ病室の二人を殺害したと。
殺された人たちの人生とは何だったのか?
そして、殺した人間の人生とは何だったのか?
両方の側について考えて、どうしようもない気持ちになる。
他人事ではない。
2004年12月20日
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文章を真似てみようとか。
やってみたことはありませんが(笑)。
テクノってことは、もみあげもさっぱり切ったんでしょうか?
急に髪の毛を切ると風邪をひく人がいる、と美容師さんが言ってました。
風邪にはきをつけてくださいね。
末期癌の患者さんのお話は、なんだか引っ掛かってぬけないトゲのようなかんじです。やるせないっていうか…。
いつも、ありがとうございます。
一度、試されては?
やみつきになるかもしれませんよ(笑)。
>とうまあやこさんへ
いつも、ありがとうございます。
もみあげもずばっといきました。
○○刈りほどではないですが、さっぱりしましたね。
確かに、風邪には気をつけておこうと思います。
どちらの立場も、他人事じゃないんですね…。
もちろん、犯した罪は許されるべきものではありませんが。