NHKのラジオ深夜便で落語を二題聴く。
まずは、小朝の『七段目』。
まくらで、先代の勘三郎丈が生きていた頃のことだとわかるから、少なくとも17年以上前の高座ということになる。
ううむ、巧い。巧すぎる。
小朝の真打ち昇進は、子供心にも大きな衝撃だったが(どんな子供だね)、それでも彼の噺を聴けば、そりゃ当然だね、と納得いったもの。
この『七段目』でも、小朝は全く危なげがない。
危なげがないのが欠点なんとちゃうのんと思ってしまうほど。
特に、後半の芝居を真似する場面が達者。
満足。
(最近、小朝の落語を聴いてないんだよなあ)
そして、先代正蔵の『こんにゃく問答』。
こちらは、おなじみ正蔵の口跡を、懐かしがりながら楽しんだ。
ただ、『こんにゃく問答』をラジオで聴くのって、相当楽しみが薄くなるよなあと思ったことも事実。
(しかも、これは仕方がないことだけど、気象情報のせいで、「問答の説明」の一部が聴けなくなってしまった。残念!)
*落語は、寄席・落語会で楽しむのが一番!!
2004年12月05日
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そうなんですよね。
ラジオですから…。