2004年11月04日

再選の朝(CLACLA日記)

 ブッシュの馬鹿息子の再選が決まった。
 民主党のケリーが当選したところで、基本的なアメリカの政策に大きな変化が起こるものではなかったろうが、やはり「気分」の差は大きい。
 果たして、これからの四年間、ますます暗澹たる状況が生み出されてしまうのか?
 それとも、どこかで「自制心」が働いてくれるのか?
(まず、無理な話だろうな。ああいった連中に自制心を求めることなど)
 何れにしても、「まだまだ死んでたまるか!」と痛感した次第。

 >絶望は虚妄である、希望がそうであるように<

 一応の晴れ空。

 寒さが急に厳しくなる。
 ついにコタツ布団を用意した。

 NHK・FMで、今は亡きドイツの指揮者オイゲン・ヨッフムの指揮した、ブラームスのハイドンの主題による変奏曲(ロンドン交響楽団との演奏)と、交響曲第1番(ロンドン・フィルとの演奏)のレコード録音を聴く。
 「重厚長大」といったイメージとは無縁の、実に流麗な演奏に驚く。
 特に交響曲の終楽章、最も盛り上がる部分のテンポの速さが印象に残った。

 『百年の恋』を読み進める。

 NHK・FMで、バリトン歌手トーマス・ハンプソンのリサイタルのライヴ録音を聴く。
 プログラムは、『子供の不思議な角笛』からの数曲、『亡き児をしのぶ歌』、『さすらう若者の歌』、『最後の7つの歌』からの数曲と、全てマーラー作曲の声楽作品で、ピアノ伴奏はヴォルフラム・リーガー。
(ハンプソンとリーガーのコンビは、EMIレーベルに、今回のリサイタルと同様のマーラーの歌曲集を録音しているが、そちらは未聴)
 江戸の仇を長崎で、という訳ではないが、大統領選の結果とこのアメリカ生まれのハンプソンの歌とをごちゃ混ぜにして、あれこれけなし倒してみようかと思わなくもなかったが、そういういけずなことは止めた。
 確かに、以前ほどの声の魅力は失われつつあり、しかもところどころ不安定な箇所もなくはなかったが、全体的にはテキストの読み込みの深さ(とそれに伴う自在な歌い回し)もあって、じっくりと楽しむことができた。
 個人的には、同じ作曲家の交響曲第1番「巨人」と共通性の深い『さすらう若者の歌』が好みなのだが、今回のリサイタルでは、ゆっくりとしたテンポで情感をこめることができるような作品のほうが、より優れた歌唱になっていたのではないだろうか。
 それにしても、このハンプソンやバーバラ・ボニーといった、アメリカ出身の声楽家によるドイツ・リート(歌曲)の歌唱は、相当高い水準にあるように、僕には思われる。
 できれば、その実演にもっともっと接してみたいものだ。
(個々の声楽家たちが、共和党支持者なのか、民主党支持者なのか、ということは全く別の次元の問題だ)

 『鶴丸文造の遍歴時代』の筆入れと打ち直しをする。45枚分程。
 まだ、全体の半分にもならない。
 頑張らなくては!

 寒さ、厳しさを増す。
 そろそろコタツの電源を入れようか。

posted by figarok492na at 21:33| Comment(3) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うま味のあるものをやりとりする仲間同士のことしか考えてないような人が再選とはがっかりです。

落ち葉を箒で一生懸命集めている人の姿を見るようになりました。
果たして苦労してまで落ち葉を集めることが必要なのか。歩道はすっきりするけれど、あるがままであっても良いのではないか。
暗い気持ちにさせられて、そんなことを考えながら今日は街を歩いてました。
Posted by risagasuokiku at 2004年11月04日 16:38
この裏で「24」の世界が…と思いながらの選挙戦でした。「馬鹿親子」とよく表現されますね。またあのムーア監督に何か映画化されるかも。
うちも暖かな敷物に変えました。11月にゴザじゃ寒い。
Posted by yacchin at 2004年11月04日 17:47
>risagasuokikuさんへ
 いつも、ありがとうございます。
 昨日の晩、友人ともその話をしていました。
 目先の利益にだまされてちゃだめなんですけどね、本当は。

 これからがもっと厳しくなってくると思います。
 「冬」を乗り切りましょう!


>yacchinさんへ
 いつも、ありがとうございます。
 今回の選挙も相当いろんな企みがあったんでしょうね。
 まさに、映画の題材の宝庫では?
 くれぐれも、風邪にはお気をつけ下さい。
(そろそろ我慢ができなくなりました、コタツ布団なしには)
Posted by figaro at 2004年11月04日 18:08
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