2024年03月27日

今日聴いた音楽からA(2024/3/27)

 ピーター・ゼルキンが1965年3月に録音したヨハン・セバスティアン・バッハのゴルトベルク変奏曲<RCA>を聴いた。
 彼にとって、本格的なソロ・デビュー盤にあたるようにCDの紹介では書かれている。
 ピーター・ゼルキンは生涯音楽と向かい合った人であることは言うまでもないが、それとともに偉大な父ルドルフ・ゼルキンとも向き合わざるをえなかった人だろう。
 反抗する若き日のピーターに対して、ルドルフは小澤征爾にその後見人的な役割を頼んだというエピソードもよく知られている。
 そして、このゴルトベルク変奏曲ではもう一人向き合わなければならない存在がいた。
 同じくこのゴルトベルク変奏曲で鮮烈な印象を与えた、というよりゴルトベルク変奏曲の演奏に大きな楔を打ち込んだグレン・グールドだ。
 ピーターの演奏を聴いていると、そのことがよくわかる。
 第14変奏の速いテンポ設定など、明らかにグレン・グールドの影響を感じる部分もあれば、あえて違う歌を歌おうという意志もそこここに聴き受けられる。
 繊細さと、強い表現欲求とを感じる演奏だ。
 それから約30年後の1994年の6月に再びピーター・ゼルキンはゴルトベルク変奏曲を同じRCAレーベルに録音している。
 いずれ必ず耳にしたい。
posted by figarok492na at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

泰然自若でありたい(CLACLA日記)

 ようやく晴天へ。

 気温も上昇する。
 その分、花粉も飛ぶ。
 皆さんくれぐれもご自愛くださいね。
 新型コロナウイルスにはお気をつけのほど。
 風邪やインフルエンザにもお気をつけのほど。


 気温が上がれば上がったで、花粉と寒暖差のダブルパンチ!!
 偏頭痛と耳鳴りも続く。
 ああ。


 戦争反対!
 火事場泥棒の改憲にも反対!
 中東も非常に危うい状態になってきた。
 この先、本当に不安でならない。

 自民党内閣が今日も続く。
 厚顔無恥で因循姑息な無理無体無法無謀が今日も押し進められる。
 いつまで続く泥濘ぞ。
 本当に救い難い状況である。

 馬鹿に付ける薬はない。
 馬鹿を支える者こそ一番の馬鹿だ。
 一番の馬鹿にはなるまい。
 そのためにも、記憶力、読解力、判断力を一層鍛えていかなければ。
 そして、目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。


 昨夜、amazon music unlimitedでミッシャ・マイスキーとマイケル・ティルソン・トーマス指揮ロンドン交響楽団が演奏したショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番と第2番、エミール・グリューステンが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30番と第31番を聴いたりしながら仕事関係の作業を進めたり、『迷宮遊覧飛行』を読み進めたりしたのち、ネーメ・ヤルヴィ指揮エーテボリ交響楽団が演奏したロンビのコペンハーゲンの蒸気機関車のギャロップを聴き、3時過ぎに寝床に就く。


 朝からいくつか予定をすませる。

 その後、午前中から午後にかけて、amazon music unlimitedでマウリツィオ・ポリーニが弾いたシェーンベルクの3つのピアノ曲を聴き、ヨハネス・クルンプ指揮ハイデルベルク交響楽団が演奏したハイドンの交響曲第24番、第28番、第29番、第30番「アレルヤ」、ニ長調Hob.deest、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも』を聴いたりしながら仕事関係の作業を進めたり、新しい作品を書き進めたり、山尾悠子の『迷宮遊覧飛行』<河出書房新社>を読み進めたりする。


 14時直前に外出して仕事関係の予定をすませたのち、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。


 帰宅後、amazon music unlimitedでポリーニが弾いたピアノ組曲、ガリー・ベルティーニ指揮シュトゥットガルト放送交響楽団が演奏したブラームスの交響曲第1番を聴き、クルンプ指揮ハイデルベルク交響楽団が演奏したハイドンの交響曲第55番「校長先生」、第68番、第67番、グリューステンが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第32番を聴いたりしながら仕事関係の作業を進めたり、新しい作品を書き進めたり、『迷宮遊覧飛行』を読み進めたりする。


 夕飯後、amazon music unlimitedでリカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィルが演奏したヨハン・シュトラウスU世の新ピチカート・ポルカ(1997年のニューイヤーコンサートから)を聴き、KBS京都の『角田龍平の蛤御門のヘン』を聴いたりしながら仕事関係の作業を進めたり、新しい作品を書き進めたり、『迷宮遊覧飛行』を読み進めたりする。
 『角田龍平の蛤御門のヘン』は、白羽弥仁監督、大野裕之さん、そして香川照えさんがゲスト。
 「映画『フィリピンパブ嬢の社会学』、写真集『福本清三 無心ーある斬られ役の生涯』出版記念、さようなら香川照えスペシャル!」なり。

 入浴後、amazon music unlimitedでピーター・ゼルキンが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハのゴルトベルク変奏曲を聴き、バリトンのトーマス・オリーマンスがマルコム・マルティノーのピアノ伴奏で歌ったシューベルトの歌曲集『美しき水車小屋の娘』、ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団が演奏したハイドンの協奏交響曲を聴いたりしながら仕事関係の作業を進めたり、『迷宮遊覧飛行』を読み進めたりし、ムーティ指揮ウィーン・フィルが演奏したヨーゼフ・シュトラウスのワルツ『ディナミーデン』とポルカ『前へ』(同)を聴く。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢!


 泰然自若でありたい。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 20:03| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今日聴いた音楽から@(2024/3/27)

 ガリー・ベルティーニ指揮シュトゥットガルト放送交響楽団が演奏したブラームスの交響曲第1番<WARENER>を聴く。
 1996年11月8日、カールスルーエ州立劇場でのライヴ録音とクレジットされている。
 このところずっと聴いてきたベルティーニとシュトゥットガルト放送交響楽団の録音もこれで最後だ。
 ここでも、ベルティーニはしまりのよい音楽を聴かせる。
 速いテンポで重さを感じさせないブラームス。
 第2楽章では過度にならない抒情性が美しい。
 そして、終楽章のコーダでは大いに盛り上げる。
 ベルティーニという指揮者の音楽づくりの巧さが感じられた。
posted by figarok492na at 16:22| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする