2024年03月13日

今日聴いた音楽からA(2024/3/13)

 グイド・カンテッリが亡くなった1956年の5月にフィルハーモニア管弦楽団と録音した、ベートーヴェンの交響曲第7番<WARENER>を聴く。
 超快速のテンポではないけれど、非常に流れのよい演奏で、全く鈍さと遅さを感じない。
 また、作品の持つ劇性には忠実ながら、確固としたフォルムを保ってもいて、見通しが実によい。
 『のだめカンタービレ』で有名になった第1楽章の盛り上がる部分や、終楽章のコーダの追い込みも印象に残るが、カンテッリの美質をことに象徴しているのが第2楽章だろう。
 過度な感傷に浸ることなく、クリアでスタイリッシュに音楽を進めていく。
 それでいて素っ気なさとは無縁だ。
 おまけに、ステレオ録音ということで音の拡がりも十分にある。
 非常に聴き心地のよい演奏。
 かなうなら、カンテッリが指揮したベートーヴェンの交響曲全曲を聴いてみたかった。
posted by figarok492na at 21:57| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

当然、花粉が飛ぶ!(CLACLA日記)

 どんよりとした感じも強いが、青空の見えた一日。

 日中、気温も上がる。
 まだ風は冷たいけれど。
 当然、花粉が飛ぶ!
 皆さんくれぐれもご自愛くださいね。
 新型コロナウイルスにはお気をつけのほど。
 風邪やインフルエンザにもお気をつけのほど。


 花粉にやられっぱなし。
 鼻水が出て、くしゃみを連発する。
 偏頭痛も耳鳴りもひどし。


 戦争反対!
 火事場泥棒の改憲にも反対!
 中東も非常に危うい状態になってきた。
 この先、本当に不安でならない。

 自民党内閣が今日も続く。
 厚顔無恥で因循姑息な無理無体無法無謀が今日も押し進められる。
 いつまで続く泥濘ぞ。
 本当に救い難い状況である。

 馬鹿に付ける薬はない。
 馬鹿を支える者こそ一番の馬鹿だ。
 一番の馬鹿にはなるまい。
 そのためにも、記憶力、読解力、判断力を一層鍛えていかなければ。
 そして、目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。


 昨夜、amazon music unlimitedでアチソン・カルテットが演奏したギブスの弦楽4重奏曲集、フォルテピアノのロナルド・ブラウティハムとアレクサンダー・ウィレンス指揮ケルン・アカデミーが演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第19番と第23番を聴いたりしながら仕事関係の作業を進めたのち、ヴァルター・ギーゼキングが弾いたドビュッシーの2つのアラベスクを聴き、3時少し前に寝床に就く。


 9時半過ぎに起きる。

 午前中から午後にかけて、amazon music unlimitedでヴァルター・ギーゼキングが弾いたドビュッシーのピアノのためにを聴き、ソプラノのヌリア・リアルとニコレッタ・パラシヴェスク指揮ラ・フロリディアーナが演奏したマルチェッロのシンフォニアとカンタータ集、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも』を聴いたりしながら仕事関係の作業を進めたり、櫻木みわの『コークスが燃えている』<集英社>を読み進めたりする。
 マルチェッロはながらで聴いたが、ヌリア・リアルの声が実に美しい。


 13時台に外出し、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。
 ついでに、明日のホワイトデーのお菓子を買っておく。


 帰宅後、amazon music unlimitedでマキシム・エメリャニチェフ指揮スコットランド室内管弦楽団が演奏したメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」と第5番「宗教改革」を聴き、ノルディック・ヴォイセズ他が演奏したヘルステニウスの『公的行動』と『ともに』、ハワード・シェリーがニュルンベルク交響楽団を弾き振りしたテレフセンのピアノ協奏曲第1番と第2番、カルクブレンナーの嵐によって中断されポロネーズが後に続く大行進、パーヴォ・ベルグルンド指揮ボーンマス交響楽団が演奏したグリーグの古いノルウェーの歌と変奏を聴いたりしながら仕事関係の作業を進めたり、新しい作品を書き進めたりする。


 『コークスが燃えている』を読了する。
 作者がどうしても書かなければならない、書かずにはいられない作品だということはよくわかる。
 そして、伝えたいこともよく伝わってくる。
 特に後半はそうだった。
 ただ、せっかく取り上げた別の著書の使い方も含めて、しっくりこない部分があったことも事実だ。


 夕飯後、amazon music unlimitedでギーゼキングが弾いたドビュッシーのマスクを聴き、KBS京都の『角田龍平の蛤御門のヘン』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
 『角田龍平の蛤御門のヘン』のゲストは、今週も剃刀負け弁護士軍団の長谷川さんと大谷さん。

 入浴後、amazon music unlimitedでグイド・カンテッリ指揮フィルハーモニア管弦楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第7番を聴き、フランツ・コンヴィチュニー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が演奏したレーガーのヒラーの主題による変奏曲とフーガ、ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団が演奏したブラームスの交響曲第1番(1959年録音)を聴いたりしながら仕事関係の作業を進めたのち、オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団が演奏したブラームスのハンガリー舞曲第19番、第20番、第21番、第17番、第18番を聴く。


 今日は、カヌレを食す。
 実に美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今日聴いた音楽から@(2024/3/13)

 ここのところ、歴史的な録音ばかりながらでなく聴いていたので、昨年リリースされたマキシム・エメリャニチェフ指揮スコットランド室内管弦楽団が演奏したメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」と第5番「宗教改革」<LINN>を聴くことにする。
 マキシム・エメリャニチェフはもともとチェンバロやフォルテピアノといったピリオド楽器の鍵盤楽器奏者として活動していたが、ピリオド楽器アンサンブルの指揮でも知られるようになり、現在ではモダン楽器のオーケストラの指揮者としても活躍中である。
 東京交響楽団や新日本フィルへの客演もあり、今年の9月には新型コロナのせいで流れた読売日本交響楽団との共演も予定されているはずだ。
 当然、メンデルスゾーンでもピリオド・スタイルがとられているのだけれど、エメリャニチェフの場合は強弱緩急のコントラストを極端に強調することなく、まとまりがよくて流れのよい音楽を創り出す。
 結果、メンデルスゾーンの音楽の持つ感傷性や抒情性、躍動感が巧く再現されていた。
 ただ、もしかしたらガット弦を使用しているのか、LINNのクリアな録音の音質もあって、少し弦楽器が塩辛く聴こえる箇所もなくはなかった。
 いつもより少しヴォリュームを上げると、幾分気にならなくなったが。
 エメリャニチェフの特性とメンデルスゾーンの特性がもっともよく合ったように聴こえたのは、スコットランドの第3楽章だ。
 歌曲『歌の翼に』に通じる、淡い希望を伴った甘美さが、的確にコントロールされた、なおかつ素朴で澄んだ音色にも不足しない管楽器と弦楽器のやり取りの中からよく表れていた。
posted by figarok492na at 16:06| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする