2024年02月21日

今日聴いた音楽からA(2024/2/21)

 グイド・カンテッリ指揮フィルハーモニア管弦楽団が演奏したメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」(1955年録音)<WARENER>を聴いた。
 メンデルスゾーンといえば、未だに音の風景画家といった捉え方がされていて、事実そうした側面が皆無ではないのだけれど、やはりこの交響曲を聴いてもそれだけにとどまる作曲家ではないと改めて思う。
 少なくとも、メンデルスゾーンも他のロマン派の作曲家同様、振幅の激しい感情表現を行っていた。
 例えば、それこそイタリアの陽光を感じさせるような第1楽章にも、明らかに感情の翳りを聴くことができるし、サルタレッロ舞曲の執拗な反復が続く終楽章などはことにそうだ。
 飛び跳ねるようなリズムの中に、焦燥感が潜んでいる。
 カンテッリはそうしたメンデルスゾーンの音楽の持つ感情の動きを的確に再現しているのではないか。
 フィルハーモニア管弦楽団も安定したアンサンブルを聴かせる。
 以前聴いたシューベルトの未完成交響よくでもそう思ったが、カンテッリの一層の表現の深化を聴くことができなかったことは本当に残念でならない。
posted by figarok492na at 21:37| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

雨降り 咳込む(CLACLA日記)

 雨降り。
 どんよりとしたお天気の一日。

 気温も下がる。
 じめじめとじめ寒し。
 皆さんくれぐれもご自愛くださいね。
 新型コロナウイルスにはお気をつけのほど。
 風邪やインフルエンザにもお気をつけのほど。


 気圧と湿度のダブルパンチ!!
 咳込みも続く。


 戦争反対!
 火事場泥棒の改憲にも反対!
 中東も非常に危うい状態になってきた。
 この先、本当に不安でならない。

 自民党内閣が今日も続く。
 厚顔無恥で因循姑息な無理無体無法無謀が今日も押し進められる。
 いつまで続く泥濘ぞ。
 本当に救い難い状況である。

 馬鹿に付ける薬はない。
 馬鹿を支える者こそ一番の馬鹿だ。
 一番の馬鹿にはなるまい。
 そのためにも、記憶力、読解力、判断力を一層鍛えていかなければ。
 そして、目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。


 昨夜、2時に寝床に就く。


 9時台に起きる。

 午前中から正午過ぎにかけて、amazon music unlimitedでイーゴリ・マルケヴィチ指揮ロンドン交響楽団が演奏したチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」、ヴァイオリンのタスミン・リトルとピアノのマーティン・ロスコーが演奏したベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第5番「春」、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも』を聴いたりしながら仕事関係の作業を進めたり、滝口悠生の『水平線』<新潮社>を読み進めたりする。


 13時台に外出し、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。


 帰宅後、amazon music unlimitedでピエタリ・インキネン指揮ドイツ放送フィルが演奏したドヴォルザークの交響曲第7番と第8番を聴き、アンドルー・デイヴィス指揮BBCフィルが演奏したストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲(ジェームズ・エーネスの独奏)、ロシア風スケルツォ、組曲第1番と第2番、バレエ音楽『ミューズを率いるアポロ』、ダニエル・バレンボイム指揮シカゴ交響楽団他が演奏したサン・サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」を聴いたりしながら仕事関係の作業を進めたり、新しい作品について考えたり、『水平線』を読み進めたりする。


 夕飯後、KBS京都の『角田龍平の蛤御門のヘン』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
 『角田龍平の蛤御門のヘン』は、情報社会学者の塚越健司さんがゲスト出演。

 入浴後、amazon music unlimitedでグイド・カンテッリ指揮フィルハーモニア管弦楽団が演奏したメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」(1955年録音)を聴き、ヴァイオリンのスーイエ・パクとピアノのローランド・ペンティネンが演奏したシマノフスキの神話、ヴァイオリン・ソナタ、ロマンス、夜想曲とタランテラ、アイタコ・エニアの子守歌、ベルナルト・ハイティンク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したマーラーの交響曲第10番から第1楽章を聴いたりしながら仕事関係の作業を進める。


 今日は、甘いものは少しだけ食す。
 なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 20:05| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今日聴いた音楽から@(2024/2/21)

 ドイツ放送フィルが進めているドヴォルザークの交響曲全集から、今年リリースされたばかりの第7番と第8番<SRW>を聴く。
 もともとはカレル・マーク・チチョンの指揮で始められた録音だが、日本フィルの首席指揮者としても有名だったピエタリ・インキネンが今は引き継いでいる。
 第7番と第8番も、そのインキネンの指揮。
 インキネンはオーケストラのコントロールに秀でた指揮者だが、このアルバムでもそうした彼の特性がよく発揮されていた。
 まず第7番は、この曲の構成的な堅固さを真正面からとらえた演奏で、全篇間然としない。
 第3楽章のリズムもキレがよい。
 一方、第8番は強弱緩急のメリハリが一層効いている。
 第3楽章の牧歌的美しさも巧く表現されているし、この交響曲のぎくしゃくとして突拍子のない感じも巧く出ていた。
 ザールブリュッケンとカイザースラウテルンの放送オケが合併してできたドイツ放送フィルは、ソロとしてもアンサンブルとしても精度が高い。
 派手さはないが、手堅く充実したアルバムである。
posted by figarok492na at 16:15| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする