2022年05月05日

『いれずみ判官』を観た(CLACLA日記)

 こどもの日。
 連休三日目。


 今日もいいお天気、いい青空だ。

 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。
 新型コロナウイルスにはお気をつけのほど。


 身体、重たし。


 俳優の渡辺裕之が亡くなった。66歳。
 深く、深く、深く、深く黙禱。


 戦争反対!
 火事場泥棒にも反対!
 改憲にも反対!

 自民党内閣が今日も続く。
 厚顔無恥で因循姑息な無理無体無法無謀が今日も押し進められる。
 いつまで続く泥濘ぞ。
 本当に救い難い状況である。

 馬鹿に付ける薬はない。
 馬鹿を支える者こそ一番の馬鹿だ。
 一番の馬鹿にはなるまい。
 そのためにも、記憶力、読解力、判断力を一層鍛えていかなければ。
 そして、目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。


 昨夜、YouTube・東映時代劇の公式アカウントで沢島忠監督、鶴田浩二主演の『いれずみ判官』(1965年)を観た。
 御存じ遠山の金さん物なんだけど、相当毛色が違う。
 南町奉行所与力梶川(栗塚旭)の死を一度は自殺と断定したものの、自ら町人に扮して事件を調べ直す北町奉行遠山左衛門尉だったが、立ちはだかる敵は南町奉行鳥居甲斐守(佐藤慶)、老中水野忠邦(内田朝雄)で…。
 敵方が金さんを北町奉行と承知しているという趣向はひとまず置くとして、当時の佐藤内閣や相次ぐ冤罪事件への強い批判に三つの「きょうだい」にまつわる因縁(藤山寛美と藤純子、夜鷹の南田洋子、ヒステリックな桜町弘子と精神に異常のある弟。その弟が…)、おまけにお白洲での桜吹雪もない、なんともヘヴィでダーク、かつウェットだ。
 というか、旧友村上(大木実)が諫めるにもかかわらず、江戸城に乗り込み水野や鳥居と対峙するなんて結構はそれこそ任侠映画ののりじゃないか!
 それにしても、藤山寛美って本当に巧い役者だなあと改めて思う。
 あと、芦屋雁之助や田中春男、徳大寺伸、天津敏、河原崎長一郎、遠藤太津朗、汐路章、ミス・ワカサも出ていた。
(そうそう、冒頭の幾分ユーモラスなナレーションも佐藤慶。プライベートでは茶目っ気たっぷりだったという彼の人柄の一端が窺える)

 その後、クラリネットのザビーネ・マイヤーやチェロのソル・ガベッタ他が演奏したシューベルトの8重奏曲、大井浩明が弾いたレーガー編曲によるブラームの交響曲第2番の第2楽章と第4番の第2楽章、KBS京都で佐久間宣行のオールナイトニッポンゼロを聴いたりしながら作業を進めたのち、3時40分過ぎに寝床に就く。


 10時に起きる。

 午前中から午後にかけて、YouTubeでヴィクトル・パブロ・ペレス指揮カスティーリャ・イ・レオン交響楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第9番、ハイドンの交響曲第9番とピアノ協奏曲第11番(イヴァン・マルティンの独奏)、マリアンナ・マルティネスの交響曲ニ長調、アルバレスの交響曲第9番、エドワード・ダウンズ指揮ロンドン・フィルが演奏したワーグナーの歌劇『リエンツィ』序曲、歌劇『さまよえるオランダ人』序曲、ジークフリート牧歌、クリスティアン・マチェラル指揮フランス国立管弦楽団が演奏したスクリャービンの交響曲第4番「法悦の詩」、ハンヌ・リントゥ指揮オランダ放送フィル他が演奏したスクリャービンの交響曲第5番「プロメテウス」(アレクサンドル・トラーゼのピアノ独奏)を聴いたりしながら仕事関係の作業を進めたり、鈴木淳史の『クラシック音楽異端審問』<アルファベータ>を読み進めたりする。


 15時過ぎに外出し、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。


 帰宅後、YouTubeでエンノ・ポッペ指揮ケルンWDR交響楽団が演奏したクセナキスのシルモス、ユライ・ヴァルチュハ指揮ボローニャ・テアトロ・コムナーレ管弦楽団他が演奏したリヒャルト・シュトラウスの楽劇『サロメ』全曲、ニコラス・コロン指揮オーロラ・オーケストラが演奏したリヒャルト・シュトラウスのメタモルフォーゼン、ハンス・フォンク指揮ケルン放送交響楽団が演奏したシューマンの劇音楽『マンフレッド』序曲を聴いたりしながら仕事関係の作業を進めたり、新しい作品について考えたり、『クラシック音楽異端審問』を読み進めたりする。


 夕飯後、YouTubeでナイジェル・ケネディとクラウス・テンシュテット指揮ロンドン・フィルが演奏したブラームスのヴァイオリン協奏曲、ルドルフ・ゼルキンとクラウディオ・アバド指揮ロンドン交響楽団が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第20番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。

 入浴後、YouTubeでオデオン・トリオが演奏したリヒャルト・シュトラウスのピアノ3重奏曲第1番と第2番、ウンベルト・クレリチ指揮メルボルン交響楽団が演奏したプロコフィエフの交響曲第5番、ヴァシリー・ペトレンコ指揮ロイヤル・フィルが演奏したストラヴィンスキーの管楽器のための交響曲、3楽章の交響曲、交響曲ハ調、ロレンツォ・パッセリーニ指揮シチリア交響楽団が演奏したレスピーギの組曲『鳥』、バロック・ヴァイオリンの佐藤俊介が弾いたヨハン・セバスティアン・バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番を聴く。


 『クラシック音楽異端審問』を読了する。
 ああ、面白かった!!!


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする