2021年01月09日

岡村喬生が亡くなった(CLACLA日記)

 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温は全く上昇せず、寒さがとてつもなく厳しくとてつもなく激しい。
 厳寒極寒である。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 新型コロナウイルスにはお気をつけのほど。
 風邪やインフルエンザにもお気をつけのほど。


 声楽家(バス歌手)の岡村喬生が亡くなった。89歳。
 東京に生まれ北海道で育ち、早稲田大学に入学。
 新聞記者を目指していたが、グリークラブに参加し声楽の道を歩むこととなる。
 ローマやウィーンで学び、イタリアやフランスの声楽コンクールで金賞や優勝を得、早世した大橋国一と並んでヨーロッパで活躍する日本の男性声楽家、オペラ歌手の先駆けとなった。
 ちなみに、声楽への転身やヨーロッパでの研鑽については自著の『ヒゲのオタマジャクシ世界を泳ぐ』<新潮社/新潮文庫>が詳しい。
 1979年に帰国後は、クラシック音楽界に留まらず、テレビ番組の司会や俳優としても活動した。
 NHKの大河ドラマ『徳川慶喜』での大原重徳もそうだが、何より同じNHKのテレビドラマ『憲法はまだか』での楢橋渡は、恰幅の良さとクラシック流儀の美声で大仰な台詞遣いが相まった怪人ぶりは未だに忘れ難い。
 高校生の頃など、岡村さんのよく言えばドラマティック、悪く言えば抑揚が激し過ぎる歌いぶりをデフォルメして物真似したものだった。
 そんな岡村さんが審査員として、日本歌曲を歌う女の子か何かに基本に忠実にみたいな物言いをしていたのに、思わずあんたが言うかと突っ込んだこともあったっけ。
 そうそう、師匠三遊亭楽太郎(当代の圓楽)に隠れてオールナイトニッポン二部のパーソナリティとなった伊集院光が「オペラの怪人」を名乗っていたとき、「声楽の師匠」だったのが岡村さんだったのだ。
 後年、名前を伏せてだが、伊集院さんがラジオで岡村さんとのエピソードを語っていて実におかしかった。
 深く、深く、深く、深く黙禱。


 自民党内閣が今日も続く。
 厚顔無恥で因循姑息な無理無体無法無謀が今日も押し進められる。
 いつまで続く泥濘ぞ。
 本当に救い難い状況である。

 馬鹿に付ける薬はない。
 馬鹿を支える者こそ一番の馬鹿だ。
 一番の馬鹿にはなるまい。
 そのためにも、記憶力、読解力、判断力を一層鍛えていかなければ。
 そして、目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。


 昨夜、3時半過ぎに寝床に就く。
 が、寒さのせいもあって4時台まで眠れず、おまけに細切れ睡眠となる。


 9時過ぎに起きる。

 午前中、ABCラジオの『征平吉弥の土曜も全開!!』、YouTubeでサントゥ・マティアス・ロウヴァリ指揮フィルハーモニア管弦楽団が演奏したチャイコフスキーのバレエ音楽『白鳥の湖』抜粋、ミシェル・タバシュニク指揮ブリュッセル・フィルが演奏したチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」と幻想序曲『ロメオとジュリエット』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 午後、YouTubeで小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラが演奏したベートーヴェンの歌劇『レオノーレ』序曲第3番と交響曲第7番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、作品の手直しを進めたりする。


 千葉伸夫の『監督成瀬巳喜男』<森話社>を読了する。
 とにかく、成瀬さんの映画を観たくなった。


 14時半過ぎに外出し、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。


 帰宅後、YouTubeでレイフ・セーゲルスタム指揮トゥルク・フィル他が演奏したベートーヴェンの劇音楽『献堂式』序曲他と劇音楽『アテネの廃墟』、エンリケ・ガルシア・アセンシオ指揮ヒスパニア交響楽団が演奏したアリアーガの序曲『幸福な奴隷たち』と交響曲、ロドリーゴのアランフェスの協奏曲(ホアキン・クレルチのギター独奏)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『N響 ザ・レジェンド』を聴く。
 今年2021年がアニバーサリーイヤーとなる作曲家の特集で、ベリスラフ・クロブチャールが指揮したフンパーディンクの歌劇『ヘンゼルとグレーテル』前奏曲、エマニュエル・クリヴィヌが指揮したツェムリンスキーの交響詩『人魚姫』、ミヒャエル・ギーレンが指揮したストラヴィンスキーのバレエ音楽『ペトルーシュカ』のライヴ録音が放送されていた。

 続けて、同じくNHK・FMの『クラシックの迷宮』を聴く。
 新年一回目ということで、チェコのワルツ、ポルカ、マーチの特集が組まれていた。

 さらに、YouTubeでキアン・ソルターニとダニエル・バレンボイム指揮シュターツカペレ・ベルリンが演奏したドヴォルザークのチェロ協奏曲、エレーナ・バシュキロワが弾いたドヴォルザークの詩的な音画、クリストファー・ウィリアムズが弾いたバルモーチンの20の前奏曲、ネルソン・フレイレが弾いたショパンの英雄ポロネーズを聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、新しい作品を書き進めたり、山崎ナオコーラの『リボンの男』<河出書房新社>を読み始めたりする。


 今日も、オレオ・クリスピー抹茶を食す。
 まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:07| Comment(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする