2019年09月05日

『新・必殺仕置人』第9話「悪縁無用」を観た(CLACLA日記)

 どんよりとしたお天気の一日。
 なかなかすっきり晴れてはくれない。
 今の日本のようなお天気が続く。

 むしむしじめじめとして、快ならず。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 気圧と湿度のWパンチ。
 体調、今一つ。
 両耳の不調も続く。


 安倍内閣が今日も続く。
 厚顔無恥で因循姑息な無理無体無法無謀が今日も押し進められる。
 いつまで続く泥濘ぞ。
 本当に救い難い状況である。


 東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会が、旭日旗の持ち込みを禁止しない方針だと報じられている。
 馬鹿に付ける薬はない。
 そもそも熱中症対策も万全でなく、ボランティア頼みで一部の連中だけが潤うような東京オリンピックなど中止になればいい。
 どうにもこうにも。


 馬鹿を支える者こそ一番の馬鹿だ。
 一番の馬鹿にはなるまい。
 そのためにも、記憶力、読解力、判断力を一層鍛えていかなければ。
 そして、目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。


 昨夜、トーマス・ヘンゲルブロック指揮NDRエルプ・フィルが演奏したブラームスの交響曲第4番&第3番<SONY/BMG>、YouTubeでオメール・メイア・ヴェルバー指揮NDRエルプ・フィルが演奏したハイドンの交響曲第80番を聴いたりしながら作業を進めたのち、3時過ぎに寝床に就く。


 9時半少し前に起きて洗濯をすませたのち、バリトンのクリスティアン・ゲルハーヘルがフライブルク・バロック・オーケストラの伴奏で歌ったモーツァルトのオペラ・アリア集<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『珍来軒奇譚』を書き進めたりする。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも木曜日』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 『新・必殺仕置人』第9話「悪縁無用」を観る。
 錦絵にまで描かれる深川の売れっ子芸者おりくの前に現れたのは、彼女の過去を知る無宿者の音吉だった。
 ひょんなことからおりくをかくまった巳代松は自分の手で音吉を仕置すると息巻くが、音吉はおりくに執拗にまとわりつき…。
 おりくを演じるのは、大関優子(現佳那晃子)。
 市川崑監督『犬神家の一族』の青沼菊乃役で、高峰三枝子、三條美紀、草笛光子の犬神松子竹子梅子三姉妹から折檻を受けたのは前年のことだ。
 美しさの中に険の強さと幸の薄さが垣間見える容貌の持ち主で、おりくの役柄にぴったりである。
 一方、ダニのような男を演じるのは早川保。
 もともとは善良な青年を演じていたのだけれど、別の女性に子供を産ませていたというスキャンダルが発覚して倍賞千恵子との恋愛関係が破局したことも禍してか、徐々にふてぶてしい悪役、もしくは憎まれ役が似合うようになっていった。
 音吉に手を貸して仕置される瓦版売りの長次を演じるのは、園田裕久。
 早川保とは俳優小劇場仲間で、『暴れん坊将軍』のめ組の小頭源三が懐かしい。
 ほかに、山本薩夫監督の『皇帝のいない八月』では、自衛隊のクーデター部隊の人質となって射殺される寝台特急さくらの専務車掌を演じていた。
 同じく音吉に手を貸して仕置されるあぶな絵の絵師雅泉堂を演じるのは、北村英三。
 劇団くるみ座に所属し、独特な容貌とエロキューションで時代劇の悪役など映画・テレビドラマでも活躍した。
 ちなみに、この『新・必殺仕置人』には、闇の俳諧師(寅の会の仕置人グループ)として劇団京芸の藤沢薫がレギュラー出演している。
 かつての映画全盛期や在阪局のドラマ制作が活発だった時期、関西芸術座(この回では、おりくとその子文太を支える老婆として松井加容子が出演。二人とのかかわりがおりくの入牢時からであることが映像で示されている)などの大阪の新劇の劇団と同様、くるみ座など京都の新劇の劇団もまた脇役陣の重要な供出源になっていたのである。


 その後、ゲルハーヘルがケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団の伴奏で歌ったマーラーのさまよえる若人の歌、亡き子をしのぶ歌、リュッケルトの詩による歌曲集<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、増田弘の『石橋湛山』<ミネルヴァ書房>を読み進めたりする。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』でピョートル・アンデルジェフスキのピアノ・リサイタルのライヴ録音を聴く。
 ヨハン・セバスティアン・バッハの平均律クラヴィーア曲集第2巻抜粋、シューマンのフゲッタ形式の7つのピアノ小品、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第31番が演奏されていた。


 夕飯後、ドミトリー・ヤブロンスキー指揮ロシア・フィルが演奏した大澤壽人の交響曲第3番<NAXOS>、湯浅卓雄指揮アルスター管弦楽団が演奏した矢代秋雄の交響曲<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『石橋湛山』を読み進めたりする。


 今日は、山崎製パンのしっとりバナナのケーキを食す。
 六角通のローソンストア100で、30円引きだったもの。
 バナナクリームとシロップをかけたスポンジを包んだパイ生地を焼き上げた、しっとりとした食感のケーキで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:34| Comment(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする