2019年09月04日

大雷雨 『新・必殺仕置人』第8話「裏切無用」を観た(CLACLA日記)

 晴天からどんよりとしたお天気へ。
 午後、大雷雨となり、近くに雷が落ちる。
 その後も雨は降る。

 じめじめむしむしとして、快ならず。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 気圧と湿度のWパンチ。
 体調、今一つ。
 両耳の不調も続く。


 安倍内閣が今日も続く。
 厚顔無恥で因循姑息な無理無体無法無謀が今日も押し進められる。
 いつまで続く泥濘ぞ。
 本当に救い難い状況である。


 馬鹿に付ける薬はない。
 馬鹿を支える者こそ一番の馬鹿だ。
 一番の馬鹿にはなるまい。
 そのためにも、記憶力、読解力、判断力を一層鍛えていかなければ。
 そして、目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。


 昨夜、ABCラジオの『よなよな…火曜日』、ファジル・サイが弾いたモーツァルトのピアノ・ソナタ第13番、第3番、第17番<WARNER>を聴いたりしながら作業を進めたのち、3時半頃寝床に就く。


 10時に起きて洗濯をすませたのち、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティークが演奏したシューマンの序曲、スケルツォとフィナーレ&交響曲第1番「春」<ARCHIV>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『珍来軒奇譚』を書き進めたりする。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも水曜日』を聴きながら、仕事関係の作業を進める。


 サキの『鼻持ちならぬバシントン』<彩流社>を読了する。
 翌年に発表された『ウィリアムが来た時』、そしてこの『鼻持ちならぬバシントン』と読み続けて思うのは、サキの本領はやはり短篇小説にあるのではないかということだ。
 ただし、この作品の最終盤の苦い転調は痛切で、やはり強く印象に残る。


 『新・必殺仕置人』第8話「裏切無用」を観る。
 名は体を表す、タイトルは作品を表す。
 嘘をつくな、人をだますな、裏切るな、もしそうしてしまったならば、きちんと落とし前をつけろ、というのがテーマ。
 見せ場、見物は山ほどあれど、やはり白眉は、結果として仲間を裏切った中村主水に対し、念仏の鉄たちが激しく制裁を加える部分だろう。
 日頃滑稽なやり取りを繰り返している分、そのハードさが際立つ。
 そこには、学生運動の「内ゲバ」の影すら感じる。
 とともに、忘れてはならないのが、鉛毒いんちき薬を売り付けて薬害を引き起こした仕置の対象の薬屋の名前が金見屋=かねみ屋(五味龍太郎)ということ。
 仕置する際、遊女に扮した鉄が薬害の苦しみを金見屋に投げ付ける。
 エンターテイメントの中に、カネミ油症事件に対する厳しい批判が盛り込まれているのだ。
 今の日本でここまで切り込むことができるかどうか。
 寅の会に潜り込んで一騒動お越し、最後は虎の元締に誅殺される上方からやって来る偽の仕置人が名和宏。
 金見屋の兄で剣の達人が伊達三郎。
 名和宏、伊達三郎、五味龍太郎の濃い三悪のスリーショットに惚れ惚れとする。
 ほかに、絶命する石頭の同心役に亀石征一郎。
 ここに、苦界に生きる女たちの話が絡んできて、45分とちょっと(CMが入れば1時間弱)なのだから、本当に脱帽だ。


 その後、仕事関係の作業を進めたり、増田弘の『石橋湛山』<ミネルヴァ書房>を読み始めたりする。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。


 途中夕飯を挟み、KBS京都の『角田龍平の蛤御門のヘン』を聴く。
 弁護士仲間の大谷さん、長谷川さんがゲスト。
 あくまでも中庸であろうとする角田さんの姿勢がひと際示された回。


 夕飯後、ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティークが演奏したシューマンの交響曲第3番「ライン」&第4番(改訂稿)、第2番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『石橋湛山』を読み進めたりする。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:47| Comment(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする