世は三連休の一日目。
雨降り。
どんよりとしたお天気の一日。
じめじめむしむしとして快ならず。
皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
気圧と湿度のWパンチ。
体調、今一つ。
両耳の不調も続く。
参議院選挙などまるでないかの如きマスメディアだ。
ラジオでさえもさっぱりなのだから、テレビなどなおのことだろう。
安倍与党や癒党がのさばるままにさせておけということか。
馬鹿に付ける薬はない。
安倍内閣が今日も続く。
厚顔無恥で因循姑息な無理無体無法無謀が今日も押し進められる。
いつまで続く泥濘ぞ。
本当に救い難い状況である。
馬鹿を支える者こそ一番の馬鹿だ。
一番の馬鹿にはなるまい。
そのためにも、記憶力、読解力、判断力を一層鍛えていかなければ。
そして、目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。
昨夜、内田光子が弾いたシューベルトのピアノ・ソナタ第15番「レリーク」&第18番<PHILIPS>、マリア・ジョアン・ピリスが弾いたシューベルトのピアノ・ソナタ第16番&第21番<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら作業を進めたのち、3時過ぎに寝床に就く。
9時台に起きて洗濯をすませたのち、ABCラジオの『征平吉弥の土曜も全開!!』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『さすらう親方の歌』の手直しを行ったり、新しい作品の『至凶命水』について考えたりする。
午後、ニコラウス・アーノンクール指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第33番&第31番「パリ」<TELDEC>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、上田岳弘の『ニムロッド』<講談社>を読み進めたりする。
仕事関係の予定をすませる。
その後、ロベルト・アンドー監督の『ローマに消えた男』のDVDを観る。
詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
ああ、面白かった!!!
18時台に外出し、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。
帰宅後、ギターの福田進一が弾いたソルのエチュードイ長調作品6−12、ハ長調作品29−17、ロ短調作品35−22、ホ長調作品31−23、モーツァルトの歌劇『魔笛』の主題による変奏曲、ワルツホ長調作品32−2<デンオン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『ニムロッド』を読み進めたりする。
途中夕飯を挟み、NHK・FMの『N響 ザ・レジェンド』を聴く。
ヴォルフガング・サヴァリッシュによるシューマン・チクルスの2回目で、序曲・スケルツォとフィナーレ、イエフィム・ブロンフマンの独奏によるピアノ協奏曲、交響曲第1番「春」が演奏されていた。
ほかに、ブロンフマンのアンコール、シューマンのアラベスクも放送されていた。
続けて、『クラシックの迷宮』を聴く。
「ハルタンゲル・フィドルの響き」と題して、ノルウェーの民俗楽器ハルタンゲル・フィドルが特集されていた。
夕飯後、福田進一が弾いた武満徹のギターのための12の歌<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
『ニムロッド』を読了し、野口武彦の『元禄五芒星』<講談社>を読み始める。
今日も、チョコチップクッキーを食す。
昨日の残りなり。
なかなか美味しうございました。
ごちそうさま!
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2019年07月13日
ローマに消えた男 自由万歳!
☆ローマに消えた男(2013年)
監督:ロベルト・アンドー
昨年、『修道士は沈黙する』が公開されたばかりのイタリアのロベルト・アンドー監督による2013年(2015年日本公開)の作品をDVDで観た。
支持率が低下しその存続すらも危ぶまれている左翼政党の書記長エンリコが、突然失踪する。
この危機的状況に、秘書アンドレアが選んだのはかつて精神病院に入院していたという書記長の双子の兄弟ジョヴァンニを身代わりに立てることだった。
機智に富んだ言葉に堂々とした態度で徐々に支持を集めるジョヴァンニ、一方エンリコはかつての恋人ダニエルが暮らすフランスへと向かい…。
DVDのパッケージには「ヒューマンドラマ!」とあるし、図書館か何かの惹句にはコメディともあった。
確かに、ヒューマンドラマであることにも、コメディであることにも間違いはない。
だけど、それだけでこの作品を観てしまおうとすると、掬いとれないものがあまりにも多いとも思う。
イタリアの「現実」を反映した政治性に社会性もそうだし、文学性、音楽性、ミステリ性…。
なんて言葉を並べるのも陳腐なくらい。
まさしく虚と実、実と虚の駆け引きに満ち満ちた魅力的なドラマであり、魅力的な映画であった。
ブレヒトの引用や過去の映画作品への言及とメタ的仕掛けも豊富で、一例を挙げれば、ヴェルディの歌劇『運命の力』序曲の効果的な使い方には、すぐさまフェデリコ・フェリーニの『そして船は行く』(大好きなんだよね、この作品)を思い出した。
って、アンドー自身、フェリーニの助監督の経験者で、この作品の後半でフェリーニ自身のインタビュー映像が顔を出す。
エンリコとジョヴァンニの一人二役を演じたトニ・セルヴィッロやアンドレア役のヴァレリオ・マスタンドレアはじめ、作品世界によくそった役者陣の演技にも惚れ惚れとした。
ダニエルの娘役の女の子の聡明さもよかったなあ。
これで、尺は1時間半と少し。
語るべきところは語り、省くべきところは省いて過不足ない。
ああ、面白かった!!!
ちなみに、原題は『Viva la liberta』。
自由万歳!
モーツァルトの歌劇『ドン・「ジョヴァンニ」』でも印象的な言葉だ。
監督:ロベルト・アンドー
昨年、『修道士は沈黙する』が公開されたばかりのイタリアのロベルト・アンドー監督による2013年(2015年日本公開)の作品をDVDで観た。
支持率が低下しその存続すらも危ぶまれている左翼政党の書記長エンリコが、突然失踪する。
この危機的状況に、秘書アンドレアが選んだのはかつて精神病院に入院していたという書記長の双子の兄弟ジョヴァンニを身代わりに立てることだった。
機智に富んだ言葉に堂々とした態度で徐々に支持を集めるジョヴァンニ、一方エンリコはかつての恋人ダニエルが暮らすフランスへと向かい…。
DVDのパッケージには「ヒューマンドラマ!」とあるし、図書館か何かの惹句にはコメディともあった。
確かに、ヒューマンドラマであることにも、コメディであることにも間違いはない。
だけど、それだけでこの作品を観てしまおうとすると、掬いとれないものがあまりにも多いとも思う。
イタリアの「現実」を反映した政治性に社会性もそうだし、文学性、音楽性、ミステリ性…。
なんて言葉を並べるのも陳腐なくらい。
まさしく虚と実、実と虚の駆け引きに満ち満ちた魅力的なドラマであり、魅力的な映画であった。
ブレヒトの引用や過去の映画作品への言及とメタ的仕掛けも豊富で、一例を挙げれば、ヴェルディの歌劇『運命の力』序曲の効果的な使い方には、すぐさまフェデリコ・フェリーニの『そして船は行く』(大好きなんだよね、この作品)を思い出した。
って、アンドー自身、フェリーニの助監督の経験者で、この作品の後半でフェリーニ自身のインタビュー映像が顔を出す。
エンリコとジョヴァンニの一人二役を演じたトニ・セルヴィッロやアンドレア役のヴァレリオ・マスタンドレアはじめ、作品世界によくそった役者陣の演技にも惚れ惚れとした。
ダニエルの娘役の女の子の聡明さもよかったなあ。
これで、尺は1時間半と少し。
語るべきところは語り、省くべきところは省いて過不足ない。
ああ、面白かった!!!
ちなみに、原題は『Viva la liberta』。
自由万歳!
モーツァルトの歌劇『ドン・「ジョヴァンニ」』でも印象的な言葉だ。