誕生日。
50歳になった。
晴天。
いいお天気、いい青空の一日。
気温も上昇し、暑さが厳しい。
夜になっても、じめじめむしむしと蒸し暑い。
季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。
体調、今一つ。
両耳の不調も続く。
安倍内閣が今日も続く。
厚顔無恥で因循姑息な無理無体無法無謀が今日も押し進められる。
いつまで続く泥濘ぞ。
本当に救い難い状況である。
記憶力、読解力、判断力を一層鍛えていかなければ。
そして、目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。
昨夜、ファジル・サイが弾いたハイドンのピアノ・ソナタ集<naïve>、トリオ・ヴァンダラーが演奏したベートーヴェンのピアノ3重奏曲第1番&第2番<ハルモニアムンディ・フランス>を聴いたりしながら、梯久美子の『狂うひと』<新潮社>を読み始めたり、作業を進めたりしたのち、2時過ぎに寝床に就く。
で、少しうとうとしたものの、3時半過ぎに目が醒めてしまう。
いつもラジオのボリュームを聞こえるか聞こえないか程度に下げて眠っているのだけれど、KBS京都で『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』を聴いているはずが、なんだかおなじみの声がする。
で、ボリュームを上げるとやっぱり。
伊集院光がゲストとして出演していたのだ!
伊集院さんといえば、「オペラの怪人」の異名でこの時間帯(水曜二部)のオールナイトニッポンのパーソナリティを務めていたのである。
いやあ、嬉しいかぎり。
結局、終わりまで聴き、その後も細切れ睡眠。
10時に起きる。
洗濯をすませたのち、トリオ・ヴァンダラーが演奏したベートーヴェンのピアノ3重奏曲第3番、第4番「街の歌」、第10番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、今後の創作活動について考えたり、『さすらう親方の歌』の手直しを行ったりする。
午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも木曜日』、トリオ・ヴァンダラーが演奏したベートーヴェンのピアノ3重奏曲第5番「幽霊」と第6番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『狂うひと』を読み進めたりする。
小津安二郎監督の『秋刀魚の味』(1962年)のDVDを観る。
詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
ああ、面白かった!!!
その後、トリオ・ヴァンダラーが演奏したベートーヴェンのピアノ3重奏曲第7番「大公」、第11番「カカドゥ変奏曲」、第8番、第9番を聴いたりしながら、映画記録をアップしたり、仕事関係の作業を進めたり、『喪服の似合うカサンドラ』の手直しを行ったり、『狂うひと』を読み進めたりする。
珍しい常設のピアノ・トリオ、トリオ・ヴァンダラーによるベートーヴェンのピアノ3重奏曲全集(4枚組)は、非常に均整がとれて精度が高く、快活でなおかつインティメートな雰囲気に満ち満ちた演奏で、実に聴き心地がよい。
音楽の愉悦とでも呼びたくなるようなCDだ。
録音もクリア。
19時過ぎに外出する。
誕生日だということで、たまには外食でもしようかと思っていたところ、急な仕事関係の用事が入り、百万遍方面へ。
途中、間違えて左京西部いきいき市民活動センターにも立ち寄った。
で、せっかく遠出したので、田中里ノ前のとんかつ処おくだで、とんかつを食す。
今夜はチーズカツ定食を選んだ。
なかなか美味しうございました。
ごちそうさま!
その後、買い物をすませて21時過ぎに帰宅した。
帰宅後、YouTubeでアンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮hr交響楽団が演奏したシューベルトの交響曲第3番、第6番、第5番(2019年4月4日、フランクフルト・アルテオーパー)を聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、『狂うひと』を読み進めたりする。
オロスコ=エストラーダとhr交響楽団のシューベルトは、トリオ・ヴァンダラーのベートーヴェンに通じるクリアでスマート、快活な演奏で、実に聴き心地がいい。
今日は、帰りがけル・フジタで買ったガトーショコラを食す。
濃厚な味わいのガトーショコラで、実に美味しうございました。
ごちそうさま!
メールやDM、その他、皆さん、節目となる一日に暖かい言葉をお送りいただき、心より感謝をいたします。
これからますます精進してまいりますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます!
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2019年06月20日
秋刀魚の味
☆秋刀魚の味(1962年)
監督:小津安二郎
小津安二郎の遺作である。
結婚の適齢期となった娘(岩下志麻)を嫁に出す父親(笠智衆)…。
という、小津作品ではおなじみの展開。
だけれど、時代の変化は如実に示されている。
もちろん、増村保造(同じ年、田宮二郎主演の『黒の試走車』などが公開される)や岡本喜八(こちらは、『どぶ鼠大作戦』などが公開される)の速射砲のような台詞の応酬に比べれば、確かに緩やかではあるけれど、例えば岩下志麻や佐田啓二、岡田茉莉子、三上真一郎らの会話のテンポはけっこう速い。
それより何より、つい4年前の『彼岸花』では夫の佐分利信が脱ぎ捨てた衣服を妻の田中絹代が粛々と片付けていたのに(途中で放り出すシーンもありはするが)、この『秋刀魚の味』ではそういう描写は排されているし、佐田啓二と岡田茉莉子の夫妻は共働きで、早く帰宅した佐田が厨房に入っていそいそと料理をつくったりもする。
まあ、結婚しないのかとか、子供をこしらえないのかと、今では「アウト」な発言もたびたび登場しはするのだが。
それでも、いや、そうした時代の変化が如実であるからこそ一層、小津安二郎自身の投影とでも呼ぶべき笠智衆演じる初老の男性の孤独や寂寞が際立つ。
その象徴が、みじめさ極まる東野英治郎の「人生はひとりぼっち」という言葉だろう。
50歳の誕生日を独身で迎えた人間にとっては、どうにもぐっと突き刺さる言葉だ。
それにしても、笠智衆、中村伸郎、北竜二のトリオのアンサンブルの素晴らしいこと。
テンポやスタイル、雰囲気は全く違えど、今耳にしているトリオ・ヴァンダラーが演奏したベートーヴェンのピアノ3重奏曲のように見事だ。
ちなみに、35分過ぎにトタン塀(?)に貼ってある映画のポスターは同じ年に公開された小林正樹監督の『切腹』と川頭義郎監督の『かあさん長生きしてね』である。
(前者はすぐにわかったが、後者は調べてわかった)
監督:小津安二郎
小津安二郎の遺作である。
結婚の適齢期となった娘(岩下志麻)を嫁に出す父親(笠智衆)…。
という、小津作品ではおなじみの展開。
だけれど、時代の変化は如実に示されている。
もちろん、増村保造(同じ年、田宮二郎主演の『黒の試走車』などが公開される)や岡本喜八(こちらは、『どぶ鼠大作戦』などが公開される)の速射砲のような台詞の応酬に比べれば、確かに緩やかではあるけれど、例えば岩下志麻や佐田啓二、岡田茉莉子、三上真一郎らの会話のテンポはけっこう速い。
それより何より、つい4年前の『彼岸花』では夫の佐分利信が脱ぎ捨てた衣服を妻の田中絹代が粛々と片付けていたのに(途中で放り出すシーンもありはするが)、この『秋刀魚の味』ではそういう描写は排されているし、佐田啓二と岡田茉莉子の夫妻は共働きで、早く帰宅した佐田が厨房に入っていそいそと料理をつくったりもする。
まあ、結婚しないのかとか、子供をこしらえないのかと、今では「アウト」な発言もたびたび登場しはするのだが。
それでも、いや、そうした時代の変化が如実であるからこそ一層、小津安二郎自身の投影とでも呼ぶべき笠智衆演じる初老の男性の孤独や寂寞が際立つ。
その象徴が、みじめさ極まる東野英治郎の「人生はひとりぼっち」という言葉だろう。
50歳の誕生日を独身で迎えた人間にとっては、どうにもぐっと突き刺さる言葉だ。
それにしても、笠智衆、中村伸郎、北竜二のトリオのアンサンブルの素晴らしいこと。
テンポやスタイル、雰囲気は全く違えど、今耳にしているトリオ・ヴァンダラーが演奏したベートーヴェンのピアノ3重奏曲のように見事だ。
ちなみに、35分過ぎにトタン塀(?)に貼ってある映画のポスターは同じ年に公開された小林正樹監督の『切腹』と川頭義郎監督の『かあさん長生きしてね』である。
(前者はすぐにわかったが、後者は調べてわかった)
50歳になりました
50歳になりました。
正直、半世紀を生きた重みを感じることはできていませんが、与えられた一度だけの人生を悔いなく生きて行こうと思います。
そして、今日を無事迎えられたのも、皆さんの支えあればこそと改めて感謝しております。
皆さん、本当にありがとうございます。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
正直、半世紀を生きた重みを感じることはできていませんが、与えられた一度だけの人生を悔いなく生きて行こうと思います。
そして、今日を無事迎えられたのも、皆さんの支えあればこそと改めて感謝しております。
皆さん、本当にありがとうございます。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。