2019年06月10日

田辺聖子が亡くなり、『ジョゼと虎と魚たち』を観た(CLACLA日記)

 どんよりとしたお天気が続く。
 青空は見えつつも。

 気温は少し下がった。
 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 気圧と湿度のWパンチ。
 体調、今一つ。
 両耳の不調も続く。


 作家の田辺聖子が亡くなった。91歳。
 大阪の出身で、10代の頃から文筆活動を始める。
 敗戦後、創作活動に勤しみ、放送作家なども行ったのち、『感傷旅行』で芥川賞を受賞した。
 その後も、恋愛小説をはじめ、様々なジャンルの作品を発表。
 エッセイ『カモカのおっちゃん』シリーズでも知られた。
 また、2006年には彼女の半生がNHKの朝の連続テレビ小説で『芋たこなんきん』(藤山直美主演)としてドラマ化もされた。
 深く、深く、深く、深く黙禱。


 安倍内閣が今日も続く。
 厚顔無恥で因循姑息な無理無体無法無謀が今日も押し進められる。
 いつまで続く泥濘ぞ。
 本当に救い難い状況である。


 堺市の市長選挙は維新系の候補が勝利した。
 いやはやなんともはや。


 馬鹿に付ける薬はない。
 馬鹿を支える者こそ一番の馬鹿だ。
 一番の馬鹿にはなるまい。
 そのためにも、記憶力、読解力、判断力を一層鍛えていかなければ。
 そして、目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。


 昨夜、YouTubeでグスターボ・ヒメノ指揮オランダ放送フィルが演奏したブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」(2019年5月19日、アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホール)、ディーン・ディクソン指揮ロンドン・フィルハーモニック交響楽団が演奏したシューベルトの交響曲第4番「悲劇的」と第5番を聴いたりしながら作業を進めたのち、3時半頃寝床に就く。


 10時に起きる。

 午前中、YouTubeでパウル・バドゥラ=スコダとヘルマン・シェルヘン指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団が演奏したベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番と第4番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『さすらう親方の歌』を書き進めたり、岩井三四二の『天命』<光文社>を読み進めたりする。


 午後、YouTubeでカール・リステンパルト指揮ザール放送室内管弦楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第24番、第34番、第28番、ニコラス・マッギガン指揮SWR交響楽団が演奏したプロコフィエフの古典交響曲(同年同月11日、シュヴェツィンゲン・ロココ劇場)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『天命』を読み進めたりする。


 田辺聖子が亡くなったこともあり、たまたまササハラユウキ監督から貸してもらっていた彼女原作による犬童一心監督の『ジョゼと虎と魚たち』のDVDを観る。
 人や恋愛の切なさ、愚かさ、取り返しのつかなさが描かれた作品で、努力クラブの『どこにも行きたくないしここにもいたくない』のあとに観てさらによかったと思う。


 夕方になって外出し、下京図書館へ。
 ソプラノのナタリー・デッセーがテオドール・グシュルバウアー指揮国立リヨン歌劇場管弦楽団の伴奏で歌ったモーツァルトのコンサート・アリア集<EMI>、三善晃が弾いた三善自身の海の日記帳<フォンテック>、青柳いづみこの『高橋悠治という怪物』<河出書房新社>、多和田葉子の『穴あきエフの初恋祭り』<文藝春秋>、横溝正史の『夜光虫 由利・三津木探偵小説集成2』<柏書房>を返却し、予約しておいた横溝正史の『仮面劇場 由利・三津木探偵小説集成3』<同>、筒井康隆の『筒井康隆、自作を語る』<早川書房>と『不良老人の文学論』<新潮社>、奥山景布子の『圓朝』<中央公論新社>、イザベル・ファウストとダニエル・ハーディング指揮スウェーデン放送交響楽団が演奏したバルトークのヴァイオリン協奏曲第1番&第2番<ハルモニアムンディ・フランス>、トリオ・ツィンマーマンが演奏したヒンデミットとシェーンベルクの弦楽3重奏曲集<BIS>を新たに借りる。

 その後、京都芸術センターで用件を片付け、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。


 帰宅後、ファウストとハーディング指揮スウェーデン放送交響楽団によるバルトークのヴァイオリン協奏曲集を聴く。
 精度が高く、クリアでシャープ、それでいて神経質には陥らず、快活さを失わないファウストのソロが魅力的だ。
 ハーディングとスウェーデン放送交響楽団もファウストによく副った伴奏を行っていた。


 早めに夕飯をすませ、仕事関係の予定をすませる。
(今夜も座錦湯はパスせざるをえなかった。平にご容赦のほど)


 その後、トリオ・ツィンマーマンが演奏したヒンデミットの弦楽3重奏曲第1番&第2番とシェーンベルクの弦楽3重奏曲を聴く。
 トリオ・ツィンマーマンは、ヴァイオリンのフランク・ペーター・ツィンマーマン、ヴィオラのアントワーヌ・タメスティ、チェロのクリスチャン・ポルテラによる弦楽トリオ。
 こちらも、実に精度の高い、シャープにしてクリアなアンサンブルを生み出している。
 新即物主義の極みとでも呼びたくなるようなヒンデミット(特に速い楽章!)、苦渋に満ち満ちたシェーンベルクと、作品の本質特性の違いをよくとらえた演奏だった。

 さらに、YouTubeでシャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団が演奏したチャイコフスキーの幻想序曲『ロメオとジュリエット』、リヒャルト・シュトラウスの交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 今日は、豆乳入りどら焼きを食す。
 河原町の業務スーパーで購入したもの。
 レンジでチンして、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:53| Comment(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする