2019年05月12日

母の日(CLACLA日記)

 母の日。


 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温も上昇し、暑さが厳しい。
 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 体調、今一つ。
 メンテナンスのおかげで身体はだいぶん楽だが。
 花粉禍か、時折くしゃみを連発する。
 両耳の不調も続く。


 安倍内閣が今日も続く。
 厚顔無恥で因循姑息な無理無体無法無謀が今日も押し進められる。
 いつまで続く泥濘ぞ。
 本当に救い難い状況である。


 記憶力、読解力、判断力を一層鍛えていかなければ。
 そして、目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。


 昨夜、YouTubeでアンタル・ドラティ指揮フィルハーモニア・フンガリカが演奏したコダーイのハンガリー風ロンドと夏の夕べ、エルンスト・フォン・ドホナーニがブダペスト・フィルを弾き振りしたモーツァルトのピアノ協奏曲第17番、フレデリック・ストック指揮シカゴ交響楽団が演奏したエルンスト・フォン・ドホナーニの組曲、ブダペスト弦楽4重奏団が演奏したベートーヴェンの弦楽4重奏曲第7番「ラズモフスキー第1番」、KBS京都でオードリーのオールナイトニッポンを聴いたりしながら作業を進めたのち、2時50分過ぎに寝床に就く。


 10時に起きて洗濯をすませたのち、YouTubeでヴィルヘルム・ケンプとフェルディナント・ライトナー指揮ベルリン・フィルが演奏したベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番と第1番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、横溝正史の『殺人暦 横溝正史ミステリ短篇コレクション5』<柏書房>を読み進めたりする。


 午後、YouTubeでケンプとフェルディナント・ライトナー指揮ベルリン・フィルが演奏したベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番と第4番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『殺人暦』を読み進めたりする。


 仕事関係の予定をすませる。


 その後、YouTubeでレナード・バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルが演奏したストラヴィンスキーのバレエ音楽『春の祭典』、アイザック・スターンとトマス・ビーチャム指揮ロイヤル・フィルが演奏したシベリウスのヴァイオリン協奏曲、チェロのロバート・コーエンとエンリケ・バティス指揮ロンドン交響楽団が演奏したロドリーゴの夏の協奏曲、ハンス・カンが弾いたシュルツ・エヴラーの『美しく青きドナウ』によるアラベスクを聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『ほそゆき』の二十を書き進めたりする。


 『殺人暦』を読了する。
 ああ、面白かった!!


 実家に電話をかけ、母と少しだけ話をした。
 多謝。


 17時台に外出し、京都芸術センターで用件を片付ける。
 その後、夕飯用の買い物をすませて18時台後半に帰宅した。


 帰宅後、YouTubeでヴァイオリンのアグスティン・レオン・アラとバティス指揮ロンドン交響楽団が演奏したロドリーゴのギャラント風協奏曲を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、芦辺拓の『新・二都物語』<文藝春秋>を読み始めたりする。


 その後、NHK・FMの『ブラボー!オーケストラ』で小林研一郎指揮東京フィルのコンサートのライヴ録音を聴く。
 ヨハン・シュトラウスU世のワルツ『春の声』、ヨーゼフ・シュトラウスとの共作ピチカート・ポルカ、レハールのワルツ『金と銀』、ヨハン・シュトラウスU世のポルカ『雷鳴と電光』、皇帝円舞曲、ワルツ『美しく青きドナウ』、ヨハン・シュトラウスT世のラデツキー行進曲が放送されていた。

 続けて、『リサイタル・パッシオ』を聴く。
 ピアノの上野優子の出演。


 夕飯後、YouTubeでブルーノ・ワルター指揮ニューヨーク・フィルが演奏したブラームスの交響曲第1番、クルト・アッテベルク指揮スウェーデン放送交響楽団メンバーが演奏したアッテベルク自身の組曲第5番「バロッコ」と第8番「田園」、アッテベルク指揮ベルリン・フィルが演奏したアッテベルク自身の交響曲第6番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『ほそゆき』の二十を書き終えブログ等にアップしたり、『新・二都物語』を読み進めたりする。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:49| Comment(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ほそゆきのパイロット版20

☆ほそゆきのパイロット版20


「これ読むのに、いくらもろたん」
 詠美が用紙の束を右手の人差し指で軽くつつく。
「二千円」
「やっす」
「お金ないっていうから、まあ、しょうがないと」
「何がしょうがないん。お金ないなら、こんな映画撮れるわけないやろ。どうやって電車の脱線するとことか撮んねん」
「あっ、それは大丈夫。なんだっけ、えっと、松なんとか事件とか、昔の鉄道事故の写真使えばいいからって、ネットにあるのを」
「こいつが言うたん、こいつが」
 詠美が用紙の束を連打する。
「そう」
「あほとちゃうか」
「ごめん」
「あんたちゃう、綾波平次や」
「綾波悟郎、平原平次」
「わかってるわ」
 詠美はアイスカフェオレのグラスに残った氷を頬張ると、がりがりと噛み砕いた。
「相手が学生やと思って、なめてんとちゃうん」
「そういう感じじゃないけどね」
「やったら、なおのことあかんわ」
「まあ、そう言われてもしょうがないかな」
 佐田がお冷を口に含んだ。
「言われて当然や。ほんま、しょうもない」
 と、詠美が口にしたとき、からんころんとカフェのガラス戸が開く音がした。
「ああ、佐田君、やっと見つけたあ」
 佐田と詠美が声のほうに顔を向けると、そこにはアーミージャケットを着込んだこけしのような頭の形をした男が立っていた。
「高原の学舎に行ったら、ちょうど通りかかった宇野君がどっか出かけたって教えてくれて」
 宇野も町家の夜通し映画祭の常連だ。
「ほんと、あちこち探したで。これで十八軒目。はじめ、高原の近くのお店をあたったんやけど、どこにもおらへんやろ。しゃあないから百万遍のサイゼにマクド、京大のルネカフェまで足伸ばしたで。まさか高野のほうに隠れてるとは思わんかったわ。まあ、僕も約束せずに来たのは悪いんやけど、佐田君も一言どこに行くかぐらい友達には断っておいたほうがええんやないかな、そういうとこ社会に出たとき大きく問われると思うから。あっ、これ説教やないよ、人生の先輩からの助言やと思うてな」
 男はねちゃねちゃとした声で話し続ける。
「なあ、誰なん」
 詠美が小声で尋ねると、佐田は無言でシナリオの表紙を軽くつついた。
「まじかあ」
 思わず詠美は声を上げた。
posted by figarok492na at 22:45| Comment(0) | 創作に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする