2019年05月02日

夕方、仕事関係の用件を片付けた(CLACLA日記)

 世は10連休の6日目。


 ようやく青空が見えてきたか。

 気温も上昇する。
 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。
 風邪にはお気をつけのほど。


 体調、今一つ。
 花粉禍がまだ続く。
 両耳の不調も続く。


 安倍内閣が今日も続く。
 厚顔無恥で因循姑息な無理無体無法無謀が今日も押し進められる。
 いつまで続く泥濘ぞ。
 本当に救い難い状況である。


 記憶力、読解力、判断力を一層鍛えていかなければ。
 そして、目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。


 昨夜、ABCラジオの『よなよな…』、YouTubeでヘルベルト・フォン・カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団が演奏したバルトークの管弦楽のための協奏曲、シベリウスの交響曲第4番&交響詩『タピオラ』、セルゲイ・ラフマニノフが弾いたシューマンの謝肉祭を聴いたりしながら、横溝正史の『誘蛾燈 横溝正史ミステリ短篇コレクション4』<柏書房>を読み進めたり、作業を進めたりしたのち、2時40分過ぎに寝床に就く。


 9時台に起きて洗濯をすませたのち、YouTubeでカール・ベーム指揮ウィーン・フィルが演奏したブルックナーの交響曲第3番「ワーグナー」、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィルが演奏したワーグナーの楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』から第1幕への前奏曲、モーツァルトのセレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、ササハラ組の連絡作業を行ったり、『ほそゆき』の十三を書き進めたり、『誘蛾燈』を読み進めたりする。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも木曜日』を聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、ササハラ組の連絡作業を行ったりする。


 仕事関係の予定をすませる。


 その後、YouTubeでエーリヒ・クライバー指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第39番、ラルフ・カークパトリックとアレクサンダー・シュナイダー指揮ダンバートン・オークス室内管弦楽団が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第17番、ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」、アイザック・スターンとレナード・バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルが演奏したバルトークのヴァイオリン協奏曲第2番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、ササハラ組の連絡作業を行ったり、『ほそゆき』の十三を書き終えてブログ等にアップしたり、『誘蛾燈』を読み進めたりする。


 本当は京都文化博物館のフィルムシアターまで成瀬巳喜男監督の『山の音』を観に行くつもりにしていたのだが、作業が片付かず断念する。


 で、17時ちょうどに外出し、河原町界隈で仕事関係の用件を片付ける。
 その後、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。


 帰宅後、YouTubeでジョン・バルビローリ指揮ウィーン・フィルが演奏したブラームスの交響曲第2番&悲劇的序曲、アンタル・ドラティ指揮ミネアポリス交響楽団が演奏したリヒャルト・シュトラウスの『ばらの騎士』組曲&交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『誘蛾燈』を読み進めたりする。


 途中夕飯を挟み、ABCラジオの『伊藤史隆のラジオノオト』(スペシャル)を聴く。
 野球中継がないための特番なり。


 夕飯後、YouTubeでベルンハルト・クレー指揮ベルリン・フィル他が演奏したベートーヴェンの劇音楽『アテネの廃墟』、ズスケ・カルテットが演奏したモーツァルトの弦楽4重奏曲第11番〜第13番、デッサウ・カルテットが演奏したモーツァルトのミラノ弦楽4重奏曲集を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『誘蛾燈』を読み進めたりする。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:30| Comment(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ほそゆきのパイロット版13

☆ほそゆきのパイロット版13


 定時を三十分ほど過ぎたあたりで、沙織は会館を出た。
 本当はあと少しだけ処理しておきたい案件があったのだが、無理をするほどでもないかと判断し切り上げることにした。極力残業はしない、させないという佐々部の方針もあるからだ。
「あの人は特別ですよ」
 演劇の世界にも詳しい栃尾はそう言って笑う。
 佐々部が特別かどうかはわからないけれど、学生劇団にどっぷりはまっていた沙織の男友達やその仲間たちは、確かに時間にルーズだった。むろん、それはあくまでも沙織の知る範囲でのケースにすぎないが。そういえば、俺はプロの役者になるんだと意気込んでいた彼は、今どこで一体どうしているのか。
「野川さん、こんばんは」
 振り返ると、長身の青年が立っていた。
「ああ、ベルンハルト。お久しぶり」
 ベルンハルトは、ケルン大学で日本学を専門に学んでいる。会館主催の日本語教室に熱心に通っていて、沙織もそこで知り合った。
「お久しぶりです」
「日本には、どれぐらい滞在してたの」
「四ヶ月です」
「日本はどうだった」
 ベルンハルトはしばらく考え込んでから、
「一言では言い表せません」
と答えた。
「印象に残ったところは」
「いろいろです。秋葉原、靖国神社、福島、広島、長崎、それから京都。野川さんは京都のご出身ですよね」
「そう、京都の出身よ。下鴨神社の近くに住んでいたの」
「私、下鴨神社も行きました」
「本当に」
「はい、夕方でした。森、森がとても神秘的でした」
「子供の頃、私はあの森がとても怖かったの」
「怖かった。恐怖ですか」
「恐怖もだけど。畏怖」
「イフ」
「畏怖の念。エアフルト」
「ああ」
 ベルンハルトが大きく頷いた。
「そうだ、野川さん。京都で撮影した映像があります」
 リュックの中からビデオカメラを取り出して、ベルンハルトが言った。
「今から友人の家で、私が撮影した京都の映像を観る予定なんです」
 ビデオカメラには、金閣寺や銀閣寺、清水寺や平安神宮、下鴨神社や二条城といったおなじみの名所旧跡に加え、京都大学の熊野寮や吉田寮、百万遍の立て看板、さらには東九条やウトロ地区まで収められていた。
「あと、ここはなんと言いますか」
 ビデオカメラの画面に、寺町通りが映っている。
「ここは寺町通り」
「おお、テラ。お寺、テンプル」
 急に映像は、ハンプティダンプティか京都のご当地キャラクターのまゆまろの頭に三つ編みのウイッグをちょこんとのっけたような身体つきをした女性が両手を大きく振り回している姿に切り替わった。
「これは何」
「アニメショップの前で、この女性が大きな声で叫んでました。日本のクレーマーだと思い、私、撮影しました」
「クレーマー、確かにクレーマー。あっ」
 急に、沙織が驚きの声を上げた。
「どうしました、野川さん」
「この二人、私の妹」
 沙織が指し示した先に、雪子と詠美がいた。
「ヴンダバールヴンダヴェルト」
 と、ベルンハルトが感嘆の声を漏らした。
posted by figarok492na at 15:54| Comment(0) | 創作に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする