2019年04月26日

記憶力の低下が怖い(CLACLA日記)

 ようやく青空が見えてきたか。
 と、思っていたらまたどんよりとする。
 ああ。

 気温は今日も上昇する。
 むわむわとした感じ。
 が、明日はまた気温が下がるらしい。
 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。
 風邪やインフルエンザにはお気をつけのほど。
 花粉症にもお気をつけのほど。


 体調、今一つ。
 両耳の不調も続く。


 安倍内閣が今日も続く。
 厚顔無恥で因循姑息な無理無体無法無謀が今日も押し進められる。
 いつまで続く泥濘ぞ。
 本当に救い難い状況である。


 記憶力、読解力、判断力を一層鍛えていかなければ。
 そして、目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。


 昨夜、YouTubeでイシュトヴァン・ケルテス指揮ロンドン交響楽団が演奏したブラームスのセレナード第2番、KBS京都で岡村隆史のオールナイトニッポンを聴いたりしながら作業を進めたのち、2時過ぎに寝床に就く。


 朝方一度目が醒めた際、推薦の薦の字はどんな書き方だったかと一瞬混乱したことがきっかけとなり、石井光次郎の光次郎や野村吉三郎の吉三郎、東郷茂徳の茂徳、末次信正自体が思い出せず、自分はぼけ始めたかとゲシュタルトの崩壊を起こしかける。
 記憶力の低下が怖い。


 10時に起きて洗濯をすませたのち、YouTubeでケルテス指揮ロンドン交響楽団が演奏したブラームスのセレナード第1番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、ササハラ組の連絡作業を行ったり、『ほそゆき』の十一を書き終えてブログなどにアップしたりする。
 『ほそゆき』の十一〜十五は、ケルンの日本文化会館をモデルにして描く予定だが、25年近く前の滞在時の記憶を頼りにしているため、現在とは大きく状況が異なっていると思う。


 11時台に外出し、郵便局や銀行を回る。


 午後、YouTubeでバーナード・ハーマン指揮ナショナル・フィルが演奏したハーマン自身の映画音楽『地底探検』、『シンドバッド7回目の航海』、『地球の静止する日』、『華氏451』、『アルゴ探検隊の大冒険』、『ガリバーの大冒険』の各組曲を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、トーマス・ベルンハルトの『凍』<河出書房新社>を読み進めたりする。


 仕事関係の予定をすませる。


 その後、YouTubeでウィレム・メンゲルベルク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したシューベルトの劇音楽『キプロスの女王ロザムンデ』序曲、ケルビーニの歌劇『アナクレオン』序曲、ベートーヴェンの交響曲第5番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、ササハラ組の連絡作業を行ったり、『凍』を読み進めたりする。


 夕方になって再び外出し、堀川のビジョンメガネで眼鏡のメンテナンスを行ったもらう。
 先日、お店のほうから電話がかかってきていたのがずっと気になっていて。

 その後、河原町界隈へ。
 仕事関係の用件を片付けたのち、丸善京都本店で片山杜秀と山崎浩太郎の『平成音楽史』<アルテスリパブリッシング>を購入し、京都芸術センターで用件を片付け、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。


 帰宅後、YouTubeでメンゲルベルク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したチャイコフスキーの交響曲第5番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、ササハラ組の連絡作業を行ったり、『凍』を読み進めたりする。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』で、昨年のプラハの春音楽祭におけるトマーシュ・ネトピル指揮チェコ・フィルのコンサートのライヴ録音を聴く。
 チェコの国歌とスメタナの連作交響詩『わが祖国』の全曲が演奏されていた。


 夕飯後、YouTubeでメンゲルベルク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」と第4番、アーサー・ブリス指揮ロンドン交響楽団が演奏したブリス自身のメリー・ファンタスティック、ウィリアム・ウォルトン指揮ロンドン・フィルが演奏したウォルトン自身の子供のための音楽を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、ササハラ組の連絡作業を行ったり、『凍』を読み進めたりする。


 今日は、昨夜のササハラ組の練習の際にもらって帰ったお菓子を食す。
 なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:32| Comment(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ほそゆきのパイロット版11

☆ほそゆきのパイロット版11


 Uバーンを降りて会館に向かう沙織の横を、牧野の車がゆっくりと通り過ぎた。助手席には同じ館員のパウルが乗っている。博物館の搬入を確認してきたのだろう。ちょうど玄関のところで牧野とかち合った。
「お疲れ様です」
「おそようさまです」
 いつもの如く慇懃無礼、ならぬ慇懃有礼とでも呼びたくなるような牧野の物腰だ。本省の面々とは、やはりどこか色合いが違う。
「展示ですか」
「そうそう、一応こっちの人間がチェックしておかないと」
 牧野はそう言うとドアを開け、沙織を促した。
「ありがとうございます」
 と言って、沙織は中に入った。
「グーテンターク」
 窓口に詰めるマリアが沙織に声をかける。
「グーテンターク」
 軽く右手を上げた沙織に、マリアは微笑んだ。マリアは今年で二十五歳、ケルン大学の大学院で行政学を学んでいる。
「グーテンターク」
「グーテンターク」
「こにちは」
「こんにちは」
 沙織は館員たちと挨拶を交わして、二階の執務室に向かった。ガラスの仕切りを挟んで約六畳ずつと、一階の事務室に比べると少し手狭だが、沙織にはこのぐらいの広さがちょうどいい。
「こんにちは」
「こんにちは」
奥のスペースでノートパソコンに向かっていた栃尾が顔を上げた。
「デュッセル、どうでした」
「相変わらずですね」
 沙織の言葉に、栃尾が苦笑する。
「佐橋君がよろしくって」
「彼、元気にしてます」
「ええ」
「なら、よかった」
 佐橋は栃尾のゼミ出身で、この春デュッセルドルフの総領事館に配属になった。
「そうそう、ケルンの駅で金井さんに会いました」
「彼女、戻って来てたんですね」
「そうみたいです」
「今度は落ち着くのかな」
「ううん、どうでしょう」
 栃尾に応じながらノートパソコンを開きかけたところに、内線電話が入った。
「はい、野川です」
「ああ、私です。今、ちょっと大丈夫」
「はい、すぐに伺います」
 沙織はノートパソコンをそのままにして立ち上がった。
posted by figarok492na at 11:20| Comment(0) | 創作に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする