2019年01月14日

成人の日 お昼と夜に予定をすませた(CLACLA日記)

 成人の日。
 世は三連休の三日目。


 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日となる。
 夕方目にした月も美しかった。

 日中は気温も上昇する。
 寒暖の差が激しいので、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。
 風邪やインフルエンザにはお気をつけのほど。


 哲学者の梅原猛が亡くなった。93歳。
 鵺のような存在というと、少し違うか。
 当時首相の中曽根康弘を動かして国際日本文化研究センターを設立し初代所長を務めるなど、どちらかといえば保守側の人物と目していたが、そのうち九条の会の呼び掛け人となったりして反戦平和の立場を明確に示すようになった。
 いずれにしても、その功罪は大きいように思う。
 深く、深く、深く黙禱。
(梅原さんといえば、ぶっとんだ狂言の書き手というイメージも強いんだよね)


 安倍内閣が今日も続く。
 厚顔無恥で因循姑息な無理無体無法無謀が今日も押し進められる。
 成人式の若者たちをとやかく言える状況か。
 いつまで続く泥濘ぞ。


 記憶力、読解力、判断力を一層鍛えていかなければ。
 そして、目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。


 昨夜、セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィルが演奏したブルックナーの交響曲第7番<SONY>、NHKのラジオ深夜便を聴いたりしながら作業を進めたのち、2時20分過ぎに寝床に就く。


 9時台に起きる。

 毎週恒例の洗濯をすませる。
 乾き、なかなかよろし。
 ああ、すっきりした!

 その間、下京図書館へ。
 ジュリアーノ・カルミニョーラとシャンゼリゼ管弦楽団が演奏したハイドンのヴァイオリン協奏曲集<ARCHIV>、ニコラウス・アーノンクール指揮コンツェントゥス・ムジクス・ウィーンが演奏したベートーヴェンの交響曲第4番&第5番<SONY>を返却し、予約しておいた『志ん朝復活・ろ』と、テノールのファン・ディエゴ・フローレスがリカルド・ミナーシ指揮チューリッヒ歌劇場ラ・シンティッラ管弦楽団の伴奏で歌ったモーツァルトのアリア集<同>を新たに借りる。


 帰宅後、早速『志ん朝復活・ろ』の長講一席、『唐茄子屋政談』を聴く。
 1976年、三百人劇場でのライヴ録音と、古今亭志ん朝がノリに乗っている頃の口演で実に聴き心地がよい。
 ああ、面白かった!!

 仕事関係の作業を進めたり、『Yの話』を書き進めたり、片山杜秀の『音楽放浪記 世界之巻』<ちくま文庫>を読み進めたりする。


 午後、仕事関係の予定をすませる。

 その後、フローレスが歌ったモーツァルトのアリア集を聴く。
 「ベルカントの王」が挑む、生涯初のモーツァルトと帯の惹句にあるが、ベルカント・オペラを十八番としてきたフローレスがモーツァルトのアリアを歌った一枚だ。
 名テナーでいえば、プラシド・ドミンゴも同種のアルバムを録音しているけれど、あちらは『フィガロの結婚』のドン・バジリオのアリアまで歌っていた。
 一方、こちらフローレスは二の線のアリアをまとめて歌っている。
 で、フローレスの魅力である軽快で陽性な歌声は今も健在なものの、若干とうがたったなという感じもしないではない。
 また、『魔笛』のタミーノのアリアなど、ここぞというところでいきむというか、感情過多な感じも否めないが、通常行われる歌唱と違って装飾を多分にかけつつもそれがノーブルに聴こえるあたりはフローレスならではとも言えるだろう。
 最後に置かれたレチタティーヴォとアリア「あわれ!夢かうつつか?〜あたりに吹きかうそよ風よ」の終盤、速いテンポの部分の安定した歌唱にもっとも魅かれた。
 イル・ジャルディーノ・アルモニコの出身で、ピリオド楽器アンサンブル「イル・ポモ・ドーロ」との活動でも知られるミナーシは、バロック・アクロバティック流儀の強弱がはっきりとしたドラマティックでシャープな音楽づくり。
 ピリオド楽器によるラ・シンティッラ管弦楽団と共に、聴き応えのある伴奏でフローレスを支えていた。

 続けて、フローレスがカルロ・リッツィ指揮ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団の伴奏で歌った『偉大なテノール歌手のためのアリア集』<DECCA>を聴く。
 若き日のフローレスの伸びやかで軽やかな歌声が、実に魅力的だ。

 仕事関係の作業を進めたり、『Yの話』を書き進めたりする。


 『音楽放浪記 世界之巻』を読了する。
 ああ、面白かった!!

 ほかに、松家仁之の『光の犬』<新潮社>を読み進める。


 夕方になって外出し、河原町界隈で仕事関係の用件を片付ける。
 ついでに、夕飯用の買い物もすませる。


 帰宅後、メゾソプラノのマグダレーナ・コジェナーがサイモン・ラトル指揮エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団の伴奏で歌ったモーツァルトのアリア集<ARCHIV>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 夕飯後、仕事関係の予定をすませる。

 その後、フォルテピアノのマルコム・ビルソンとジョン・エリオット・ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツが演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第20番&第21番<同>、ABCラジオの『よなよな…』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『光の犬』を読み進めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 まだまだ大人に成り切れぬと痛感する一日。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:33| Comment(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする