世は三連休の初日。
どんよりとした感じはありつつも、青空の見えた一日。
夕方目にした細い月が美しかった。
気温が下がり、寒さが厳しい。
皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
風邪やインフルエンザにはお気をつけのほど。
体調、今一つ。
両耳の不調も続く。
厚労省の不正や、フランス当局による竹田恒和JOC会長の贈賄容疑による捜査、それより何より安倍首相の虚言妄言を置いて、カルロス・ゴーンの追起訴が朝日新聞朝刊の一面のトップに据えられている。
なんともかとも。
マスメディアの責任はあまりにも大きい。
そうしたマスメディアのアシストもあっただが。
安倍内閣が今日も続く。
厚顔無恥で因循姑息な無理無体無法無謀が今日も押し進められる。
いつまで続く泥濘ぞ。
本当に救い難い状況である。
記憶力、読解力、判断力を一層鍛えていかなければ。
そして、目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。
昨夜、マリア・ジョアン・ピリスが弾いたシューベルトのピアノ・ソナタ第16番&第21番<ドイツ・グラモフォン>、NHKのラジオ深夜便を聴いたりしながら作業を進めたのち、2時過ぎに寝床に就く。
とっちらかった夢を見る。
以前、『爛れる』で共演した大西礼芳さんも出て来た。
10時に起きる。
午前中、ABCラジオの『征平吉弥の土曜も全開!!』を聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、『Yの話』を書き進めたり、小林信彦の『映画狂乱日記』<文春文庫>と堀江敏幸の『傍らにいた人』<白水社>を読み進めたりする。
午後、ニコラウス・アーノンクール指揮コンツェントゥス・ムジクス・ウィーンが演奏したベートーヴェンの交響曲第4番&第5番<SONY>、シェロモ・ミンツとクラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルが演奏したブラームスのヴァイオリン協奏曲&大学祝典序曲とセレナード第1番<ともにドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
途中、花巻でお世話になったこわたひよりさんのツイキャスも聴いた。
知己だからということではなく、こわたさんの澄んだ歌声は僕の声質の好みにどんぴしゃりだ。
『映画狂乱日記』を読了する。
週刊文春の連載エッセイの2015年分をまとめたもの。
ああ、面白かった!
続けて、片山杜秀の『音楽放浪記 世界之巻』<ちくま文庫>を読み始める。
ほかに、『傍らにいた人』も読み進めた。
17時過ぎに外出し、京都文化博物館で用件を片付ける。
その後、河原町界隈で仕事関係の用件を片付け、夕飯用の買い物をすませ、京都芸術センターで用件を片付け、四条通のスギ薬局で買い物をして、18時半頃帰宅した。
帰宅後、ABCラジオの橋詰優子の『劇場へ行こう!』、イェフディ・メニューイン指揮ロイヤル・フィルが演奏したヘンデルの王宮の花火の音楽<RPO>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『傍らにいた人』と『音楽放浪記 世界之巻』を読み進めたりする。
途中夕飯を挟み、NHK・FMの『N響 ザ・レジェンド』を聴く。
ペーター・マークの特集で、彼がギュンター・ヴァントの代役で指揮したNHK交響楽団の第988回定期公演のライヴ録音(1986年4月16日、NHKホール)が放送されていた。
演奏されたのは、シューベルトの交響曲第7番「未完成」と第8番「ザ・グレート」の2曲。
ちょうどクラシック音楽に親しみだした頃に聴いた演奏で、非常に懐かしい。
ただ、マークのゆったりとしたテンポは、池辺晋一郎にはあまり好みではなかったようだ。
言葉の節々からそれが感じられた。
(ちなみに、池辺さんが最近聴いたという速いテンポのザ・グレートは、僕も西宮で耳にしたパーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマーフィルの演奏だろう。池辺さんは横浜みなとみらいホールの館長として、このコンビを積極的に招聘しているから)
続けて、マーク指揮ベルン交響楽団が演奏したメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」&序曲『静かな海と楽しい航海』<IMP>を聴く。
『N響 ザ・レジェンド』の余った時間で、同じ組み合わせが演奏した交響曲第4番「イタリア」の第1楽章が放送されていたため。
いずれもゆったりとしたテンポの演奏だ。
さらに、シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団が演奏したメンデルスゾーンの序曲『フィンガルの洞窟』、『美しいメルジーネの物語』、『ルイ・ブラス』を聴く。
夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『Yの話』を書き進めたりする。
『傍らにいた人』を読了する。
洋の東西を問わず、堀江敏幸が書物のなかで出会った人々の姿を、共通する光景やマンタリテを掬い取りながら綴った短文集。
堀江さん自身がそうした散文の書き手だけに、「話らしい話」ではない作品に軸足が置かれていることにも十分納得がいった。
ほかに、『音楽放浪記 世界之巻』を読み進める。
今日も、甘いものは食さず。
我慢我慢。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。